中断中の巨大ブランケットは完全に放置しているわけではない。ないのだが、階段上にのぼっていく1セクションがけっこうな長さになってきたので、手をつけるときはそれなりの思い切りが要る。階段の途中で中断することはできるのだけれど、なんとなく、1セクション編めるだけの時間がないと躊躇する。この心理状況、どういうわけなんだ。
で、その代わりというわけではないけれど、縁編みの毛糸を試し編みの編み地に編みつけてみた。買ってきてから1か月ちかく放置していたらしいがまあそれはいいや。
赤い毛糸が縁編み。 …………色が、暗い、かな。
えんじ色というか暗い朱色というか。
これはアリか?
よくわからないので角度を変えた。
さっぱりわからん。わかるはずがない。 編み地を持って近づけたり遠ざけたり。それでわからないので写真に撮って見てみたが、わからない。白黒の部分は実際の編み図通りだが、縁は適当な方法と目数で編みつけてみただけなので、実際の縁の幅だけ編めば印象は少しは違うだろうか。
見れば見るほどわからない。だんだん「この赤っておばあちゃんカラーじゃね」などと意味不明な発想まで出てくる。「おばあちゃんカラー」をきちんと定義づけられているわけでもないのに。
あるいは自然光で見れば違うかも、と思いついたがすぐやめた。こいつは毛布代わりに使う巨大ブランケット。室内で使うのだ。晴れた日中はよくても、夜になれば天井照明の下で見る。寝るときに目に入る色が重要。
まあ、とりあえず、しばらくこの編み地を身近に置いて眺めるか。果たしてこの目がどこまで慣れていくか。少なくとも、このサンプルを編んだ直後よりは「なんだこれ」という驚きは薄れている。どこまでいくか。
そこまでして目を慣らすよりも他の毛糸を探した方がいい、という案は却下だ。というのもこの毛糸(エブリデイアルパカ)、手ざわりや編み心地には不満がないのだ。アイロンをかけられない(もしくは注意を要する)点を除けば文句はない。
そうなんだよな。
アクリル8割だとウール100%のようにはアイロンをかけられない。ぬれタオルをかぶせて上からガッとかけたら台無しだ。アクリル入り毛糸は扱いが難しいな。
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