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妙な図が満載の編み物用ノート

 今日もちょっとした用事で外出し、そのついでにダイエーに寄ってこんなのものを衝動買いしてきた。
 B6横長で、中味はこんなの。
 方眼ノートは既に編み物用として使っているものがあるけれど、あれは着るものの簡易編み図を詳細編み図に起こす用。
 でも、ちょっとしたメモ的な用途にするには少し大きいので、A5サイズのこんなノートも使っている。
 妹が遺したノートで、使い勝手のいいサイズなうえページ数も多い。
 が、いいかげん残り少なくなってきた。どうしようかな、とぼんやり考えていたところに見つけたのが今回のノート。なぜ方眼を選んだのかといえば、ひとえに「編み図を写しやすいから」である。
 もちろん、ただの横罫ノートでもこんな感じで書けないことはない。
 マス目をつくるために縦線を引くのが地味に面倒なので、方眼ノートは最適なのだ。

 それにしても、なんだこれ……

 変則ゴム編みのゴム編み止めを考えたやつか。考えただけでまだ試してなかったなそういえば。
 わたしのノートにはこういう変な図がいろいろある。いくらスマホで編み地を撮影しても、そこにメモを添えるとなるとどうしてもノートの方がやりやすい。が、写真を印刷するために押し入れからプリンタを出すのが面倒で、結局、自分にしかわからない絵を描く羽目になる。
 特に苦労するのが編み目。どう描けばわかりやすいかをさんざん試行錯誤し、今のところの解はこんな感じだ。
 他人に通じるのか疑問だが、少なくとも自分にはわかるのでまあいいや。ちなみに上図は自分の定番靴下の編み方の一部。慣れてもなおこんな図を必要とするのか?と思うが、いつか編み物に飽き、10年くらい経ってからまた再開するときの自分が困らないように、である。
 靴下用の説明図としては、こんなのもある。
 靴下のかかとを別の毛糸で編むとき用の図。図の脇にある説明を読んでみると、本体の糸を切らずに休ませておき、かかとが編み終わったときの位置関係のようだ。最後に編んだのはだいぶ前なので本当にこれでいいのか疑問だが、次に編むときはこれを参考にしてみよう。

 こういう図解は靴下だけではない。
 これはレンテンローズ・カウルを編んだときのもの。次の段から違う色に替えるときの糸の位置を説明したもので、休ませておく糸の糸玉は輪になった編み地の内側に放り込んでおくと邪魔にならない、ということまで書いてある。
 こんな些細なこともメモしておけば、いざというときに役に立つはずだ。滅多に複数色では編まないから、たぶん覚えておけない。

 お世辞にも絵が上手なわけではないが、少なくとも自分には意味が通じるので、この先もたくさん妙な図を描くことになるのだろうな。せっかくパソコンもタブレットもスマホもあるのに、結局はノートに手書き。しかもいちばん愛用している筆記具は鉛筆である。つまり昭和の小学生レベルの道具で事足りている。
 なんだかこういうのは、他の場面でも同じことが云えそうな気がしてきた。