やっと編みかけをどうするのか道すじが見えてきた。並行できないなら並行しなきゃいい、という単純なことに気づけないほど頭が固くなっているのか。
この3点の優先順位をつけるにあたり、いろいろ考えてみた。
まずブランケットは毛布の代わりに使いたいがために編み始めた。ちょっと寒いからといってこいつにくるまって畳に転がってそのまま寝落ち、というだらしなさを発揮する機会が増えそうな気がするが(昔からよく床で寝てた)、寒いのが苦手な身としてはこれは早く完成させて使いたい。
次はショール。片方だけ袖のように腕を通せるというデザインがおもしろいのと、ふわふわなんだかきらきらなんだかわからない謎の雰囲気の編み地に惹かれた。黒いシャツの上に羽織ったらよさそうだ、と、ショールなどこれまでの人生で使ったことなどないのに思った。まあ、本来の使いこなしができなくても首に巻けば何かしらの役に立つだろう。というか、この編み地は見ているだけでなんだか嬉しい。
最後はポンチョ風プルオーバー。以前編んだチュニックの袖が普通のコートには合わないので、こういうかたちの上着が必要だと考えた。一見すると編み物のように見えない編み地と、クリムトのイメージがいい具合に使われているのが気に入っている。こういうものは着たことがないのでうまく着こなす自信もないが、あまりに変だったら室内用の防寒着にすればいいだろう。
以上を踏まえると、プルオーバーは最後でいいかな……。最優先はブランケットだろう。ただしこの巨大な代物が完成するまで編みかけがふたつも残ってしまうのが気がかりだ。どうにか並行して進められないか、と無駄な抵抗をまたやらかして自分に失望しそうな気がすごくする。
だが、かといってショールを優先させるのは何か違う気もして、結局、ブランケットをメインに編んで気が向いたらショール、ということになるだろうか。
真っ先にプルオーバーが後回しと確定したのは、増減もなく単調なメリヤス編みが退屈なんだろうな。幅が広いため付け替え輪針を使っていることも一因かもしれない。この「大きい編み地が苦手」という意識をどうにかしないとろくに着るものも編めないのだが。
大きい編み地といえばブランケットもそうだが、こちらは小さなパーツを編みつなぐので苦手意識はない。ただ、単調なのは確かで、飽きてきたら糸始末で気分転換をするなどの工夫を考えた方がいいかもしれない。
ショールは気が乗るとけっこう編み進められるはずなのだけれど、こちらもまあ単調といえば単調。むしろ、編みにくい糸なので単調でないと編めない気がする。もしこの糸で引き上げ編みを編めとか云われたら投げ出す自信がある。
せめて靴下を編む必要がなければブランケットと並行できそうな気もする。が、靴下はな……ソックヤーンがな……
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