雑な題名だが、メリヤスはぎの説明。
靴下のつま先をはぐ想定なので、サンプルの編み地もそういう感じにしたがなんか妙だ。……わかればいいか。
●下準備
まず下準備として、目を2本の針にまとめる。写真は編み終わりが手前にある状態。
※どちらの針も目数が同じになるようにまとめること。
※どちらの針も目数が同じになるようにまとめること。
上から見るとこう。
これを、左右を逆にするとこう。
メリヤスはぎはこのような、編み終わりが向こう側の状態でやる。
メリヤスはぎはこのような、編み終わりが向こう側の状態でやる。
糸端は、輪の全長の2倍くらい(靴下のつま先でいうと、幅の4倍程度)くらいを残して糸を切り、とじ針に通しておく。
●基本事項まとめ 「※」印の行は補足なので、最初は覚えていなくてもよい。
A. 手前側の編み地での操作と、向こう側の編み地での操作を交互に行う。
B. それぞれの編み地での操作は以下の通り。
・手前側の編み地:
表目を編む方向にとじ針を入れる → 目を外す → 次の目に、裏目を編む方向にとじ針を入れる
・向こう側の編み地:
・向こう側の編み地:
裏目を編む方向にとじ針を入れる → 目を外す → 次の目に、表目を編む方向にとじ針を入れる
※手前側の操作の「表目」を「裏目」に変えると、向こう側の編み地の操作になる。
※「表・外す・裏」、「裏・外す・表」という感じに、操作のパターンを自分の覚えやすいように変えるとスムーズ。
※「表・外す・裏」、「裏・外す・表」という感じに、操作のパターンを自分の覚えやすいように変えるとスムーズ。
C. 片方の編み地からもう一方の編み地に移るとき、とじ針に通している糸は右側に出ている棒針の下をくぐる。
D. 糸は手順のたびにグッと引く。
E. 棒針にかかった目は落ちやすいので、目を外したら棒針の左側を押して棒針を右に長めに出す。
F. わけがわからなくなるので、なるべく途中でやめない。
やめる場合は編み地の片側での操作をひととおり終えてからにし、次はどっち側から再開するのかわかるようにしておく。
やめる場合は編み地の片側での操作をひととおり終えてからにし、次はどっち側から再開するのかわかるようにしておく。
※どちらから再開するかがわからなくなった場合:
棒針にかかっている目数は手前側から減っていくので、
棒針にかかっている目数は手前側から減っていくので、
手前側が少なければ次は向こう側から再開、同数なら手前側から再開する。
●手順
ここから手順の図解。わかりやすくするために、あおみどりの糸ではいでいく。
メリヤスはぎは手前側の編み地からスタートする。
【1】手前側の編み地
まず、手前側の編み地のいちばん右にある目に、表目を編む方向にとじ針をいれる。
上から見たところ。とじ針は編み針とまったく同じように入れる。
以下の写真は編み地を右側(棒針の先端側)から見たところ。糸を引いていくとこういう感じになる。
とじ針で入れた糸は、まだ目を通っていない糸の上を通る。
★その目を棒針から外す。
外すタイミングは糸を通しきってからでも、とじ針を入れるのと同時でも、どちらでもよい。
写真では忘れているが、隣の目を指でおさえておけば一緒に外れてしまうのを防げる。
目を外したら手前の棒針の左側を押し、棒針の右側を長めに出す。これも目が落ちるのを防ぐため。
糸をグッと引いて引き締める。
続いて、いま外した目の隣(=棒針にかかっている右端)の目に、裏目を編む方向からとじ針を入れる。
このとき、糸は棒針の上からではなく、棒針の下をくぐって目にとじ針を入れる。
角度を変えてみるとこう。
糸をグッと引いて引き締める。
これで手前側の操作はおわり。
【2】向こう側の編み地 → また手前側の編み地
次は向こう側の編み地の操作。
まず、向こう側の編み地のいちばん右にある目に、裏目を編む方向にとじ針を入れる。
慣れないうちは上からみるとやりやすいが、まあ、人それぞれ。
ここでの注意点は、向こう側の目にとじ針を入れるとき、糸が棒針の上を越えないよう気をつける。
手前の目の首を絞めるように糸を通す。
外したら、向こう前の棒針の左側を押し、棒針の右側を長めに出す。両手がふさがっているが、腹でも腿でもテーブルでもいいので、使えるものを使って棒針の先を出す。
糸をグッと引く。
続いて、いま外した目の隣(=棒針にかかっている右端)の目に、表目を編む方向からとじ針を入れる。
棒針と棒針の間でとじ針を入れるので少しやりにくいけれど、目を落とさないよう気をつける。
糸の通り方はこう。変な通り方をしていなければ、糸をグッと引いて引き締める。
これで向こう側の操作はおわり。
次はまた手前側の編み地に戻り、最初と同じように、右端の目に表目を編む方向からとじ針を入れる。
このときも、目にとじ針をいれるときに糸が棒針の上を越えないよう注意する。
角度を変えて見るとこう。
大丈夫であれば、いま糸を通した目を棒針から外し、棒針の左側を押して先を長く出し、隣の目に裏目から編む方向に針を入れ……と、【1】【2】を繰り返す。
もうちょっと丁寧に書くと、上の写真の次にやる手順は、この既にクソ長い説明の上の方の、行頭に「★」マークのあるところ。
あとは棒針に残る目がひとつずつになるまで【1】【2】を繰り返す。
もし中断するときは、必ず【1】または【2】を最後までやってから。操作の途中で途中でやめるとわけがわからなくなる。
で、棒針に残った目がどちらもひとつだけになったら、次の【3】の操作。
【3】棒針の目がひとつずつになったら
基本的なやり方や注意点は同じ。
まず手前側の編み地の最後の目に、表目を編む方向にとじ針をいれる。
その目を棒針から外す。これで棒針にかかっている目がなくなる。
外したら、糸をグッと引いて引き締める。
これまでは目を外したら隣の目に糸を通していたが、もう手前側の棒針にかかっている目がないのでやらない。
続いて、向こう側の編み地の最後の目に、裏目を編む方向にとじ針をいれる。
その目を棒針から外す。これで棒針にかかっている目がなくなる。
外したら、糸をグッと引いて引き締める。
※終わりの方で一部しくじっていたのであとで直しました
メリヤスはぎをしたあおみどりの糸がガタガタで汚いので、写真のようにとじ針なり棒針なりで適当に目を引いたりして体裁を整える。
だいたいこんな感じにごまかせた。
※終わりの方のしくじっていたところもやり直した状態
糸始末は正直、どういう方法がよいのか模索中。
なので現時点での「まーこんな感じならいいんじゃね」な方法を書く。
まず、最後に糸を通したあたりで糸が隠せそうなところを探る。
向こう側の目を逆戻りして糸が抜けてしまわないよう、慎重によさげなところを探す。
こうなった。
裏返すとこんな感じで糸が通っている。
※糸端が何本か出ている方が、メリヤスはぎをスタートした方。
これでメリヤスはぎ完了。
●ちょっとした工夫
やり方の工夫を2点ほど。
まず、糸が長いと引っ張ったときに棒針や編み地にからまってめんどくさいので、以下の写真のように、目から出たあたりの糸を最初から正しい通り道におさえておくと多少はましになる。
以下の写真のように持つとやりやすかった。なんでだ。腹で棒針を押しやすいからか。
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