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まるで爪楊枝

 久し振りに時間をかけて編み物をしていたら、首のうしろが痛くなった。ブランケットを編むことで鍛えられていたと思ったが実際はそうじゃなかったらしい。
 0号棒針(2.1mm)でちびちび編んでいると、「なんかこれ爪楊枝みたいだよな」という気がしてならない。2号棒針(2.7mm)のときはそんなことは感じなかったし、靴下を編む2.5mmでも同様。
 靴下用の棒針・輪針よりたった0.4mmしか細くないのに、なぜ今回は爪楊枝みたいだと思ってしまうのか。色のせいだろうか。

 妙な錯覚から解放されるべく、台所から爪楊枝を持ってきた。ついでに竹串も持ってきた。細いといってもせいぜい竹串くらいだろうと思ったのだ。
 並べてみたら、0号棒針は間違いなく爪楊枝だった。
 しかも竹串は、0号棒針とくらべると明らかに「太い」と感じるレベルの太さ。

 そうか。長い爪楊枝でポロシャツを編もうとしてるってことか。
 そしてたぶん、靴下は竹串で編むも同然なのだろうな。しかもうちにある竹串の長さは15cm。靴下用の棒針とまったく同じ。

 いま危惧しているのは、無事に0号棒針でポロシャツを完成させた暁には、編み針の太さに対しても感覚が麻痺してしまうのではないか?ということだ。既に糸についてはレース編みで完全に麻痺し、中細のソックヤーンどころか20番レース糸すら細いとは思わなくなっている。
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