本日の千葉県北西部は最高気温が36度とか37度とか38度とか、まあ、要するにすごく高かったらしい。そんな日に12時から歯医者の予約が入っているというのはタイミングが悪いのだろう。普通は。
かかりつけの歯科はうちから徒歩15分くらいの距離で、買ったばかりの靴の履き慣らしをするにはちょうどいい。
ドクターマーチンのセールで買ったやつ。とにかく歩きやすいので20代の頃からずっとドクターマーチン。酷使するくせに手入れは雑で(きちんとやろうという意欲はあるが持続しない)、それでも毎日履いても6年は持つので、それでこの値段ならむしろ安いんじゃないかとすら思う。服などろくに買わないので、そのぶんを靴にかけられるというわけだ。 ちなみに、穴があいたり底が割れたりするまで履く。「だいぶ古びてきたな」程度の気持ちで新しいものを買うことはない。今回も、底を丸ごと交換しないと駄目なんじゃねというレベルの亀裂が生じたから買ったわけで、最初に「古びてきたな」と感じたのは3年くらい前である。
6年も経てば靴底がけっこう派手に減っている。だから新品の靴を履くと正しい姿勢を保ちやすくなり(というか自然に正しい姿勢になる)どこまでも歩き続けられそうな気がしてくる。
だが今日は歯医者だ。歯医者が終われば編み物だ。でももっと歩きたいので、帰りはスーパーに寄り道したり横道に入ったり。行きの15分で髪から滴り落ちるほど汗をかいたので全身はひんやりしていて、「殺人的な」と形容されるほどの暑さなのに平気の平左。
わたしは6月の終わりに生まれたので、人生最初の3か月を暑さにまみれて過ごしたせいでこうなんじゃないかと思っているが、本当にそのせいかもと思えてくる。
で、帰宅してからまた扇風機だけで過ごしていたが、編み物を始める段になって冷房に替えた。いよいよ模様編み。慣れないことをすると変な汗をかく。
編み方をまとめたノートに、いまどこを編んでいるのかわかるようガイドを配置。厚紙にマスキングテープを貼ったのはまだいいとして、煙草の箱に入っていたお知らせの紙を利用するのはさすがにどうかと思う。色も大きさもちょうどいいけど。 模様編みは表目と裏目を使い分けるだけで、同じ編み方が2段ずつ、上下左右は対称。模様は3種類あるが、規則的な繰り返しなので確認しながら編めばよい。
けれども、不慣れな身には「1段編んだら次の段はすぐ下と同じように編めばいい」という親切設計もうまく活用できないので、目印は必須。
編み地を返すたびにマーカーも手前に持ってこなければならない。面倒だけれど、こうしないと間違えるんだからしかたない。 模様編みセクションに入ってからも相変わらず、指で糸を持ってかけるアメリカ式で編んでいる。糸が前にきたりうしろに行ったりする編み方をするときこそノルウェー式がいいのだが、わたしは編み地が重いとノルウェー式ができない。あまり持ち上げずに編もうとしても、裏編みの際に棒針がテーブルに当たるのでやっぱりうまく編めない。
そして慣れないコットン糸なので、6段編んだが出来がよくわからない。
メリヤス編みセクションでは編み目が安定していない部分などを見つけてやり直せたが、表目と裏目が混在している部分はもうわけがわからん。模様編みってこんなに厄介なのか。いや、甘撚りのコットン糸だからわけがわかんなくなっているのか…… 中細毛糸でノースリーブを編んだときは進みの遅さに驚いたが、それより太い糸で編んでいる今回の方がもっと進みが遅い気がしていて、そのうえ模様編みはもっと時間がかかっているような気がする。もしかしてウールの方が初心者には編みやすいのかな。
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