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クリスマスの目論見

2024/09/02
 ちょっと気温が下がってきたな、と思うとすぐに寒くなる。実際はそんなに「すぐに」ではないのだけれど、日々を雑に暮らしているのであるとき「もうこんな季節かよ」と驚くのだ。毎日のように「だいぶ涼しくなってきたな」と感じていたことなど雲散霧消。
 今からこんなだから、物忘れがひどくなってきたことに気づかないままボケるのではないか。それはそれで幸せなことかもしれないな。

 まだボケてはいないはずだが、間は抜けているだろう。どこをどう取っても間抜け、というわけではさすがにないが、呆然とするような間の抜けたことをしばしばやらかすのは事実だ。しかも他人の目につかないところで。外面がいいつもりはもちろんない。そんな器用な真似ができるなら……外面いいと何が得なんだろうな。
 ともあれ、久し振りに(前回いつ派手な間抜けをやらかしたのか記憶にないが昨日かもしれない)自分のやっていることに絶句した。
 しばらく前にやっと入手したこの本を本棚から取り出したのはいい。問題はその理由だ。


 そろそろクリスマスだからどれを編むか決めないと。


 と思ってこの本を開いたのである。

 そろそろクリスマス。

 そうね。

 あとたったの4か月足らず…………4か月、も先だろ…………

 気候がおかしいせいで時間の感覚もおかしくなってんのかな。