細部がいろいろあれだが、細い糸で細かいものを編めたのですっかり調子に乗っていると思う。
しかしまだひとつのパターンしか編んでいないので、大きなものに挑戦するにはもうちょっと練習というか経験が必須。 こういう細かいことを延々と何段も続けられるか、という疑問もある。こないだ編んだものは12段だが、大きいものなら段数も増えるし目数も増える。こま編みで直径30cmの円を編むのは別に苦にならないが、それとはわけが違うのだ。
加えて、細い糸でどこまで頑張れるものなのかもまだよくわからない。ドイリーを編んでいる過程でどうやら自分の場合、糸は太いよりは細い方が好きらしいと思えてきたのだが、本当にそうだろうか。
糸が太ければ、編み地はどんどん重くなっていくし、そもそも編み針自体が重かったり太かったりする。そういう意味では糸も編み針も細い方が軽くて楽だが、なかなか進まない。ずいぶん編んだつもりがまだこれだけかよ!と思うことはよくある。ついでに云うと、なかなか進まないだろうからとどんどん編んでいたら編みすぎることもある(これは糸の問題じゃなくて注意力不足)。
糸の太さの好みがどうであろうと、問題は最後まで嫌気がささずに編めるかということだな。やってられるか畜生と思いながら編むのはけっこう辛いものがある。
まあ、過去にそういう思いをしたのは編み図がわからないことに起因するので、かぎ針なりレース針なりで編むドイリーについてはその心配はまずないだろう。ぱっと見でよくわからなくても、じっくり見ているうちになんとなく見当はつく。
一周あたりの編み方は一定のパターンの繰り返しになるだろうから、それをやりやすいと思うか、単調だと思うかが肝。こないだの作品は単調だと思う余裕はなかったし、やりやすいと思う余裕もなかった。要するに、必死こいているうちに一周が終わったという感じ。
それはそれでどうなんだと思うが、まあいいや。結果的には問題なし。
ドイリーを編むきっかけが立体感のおもしろさだったので、次はこれにするか。
![[free] 100 pieces of crochet_007 | Crochet Kasaishi](https://akikasaishi.org/wp-content/uploads/PXL_20220618_0002162272.jpg)
[free] 100 pieces of crochet_007 | Crochet Kasaishi
英文パターン修行100 pieces of crochet の7作目をお届けします。全12段。 無性に「盛りに盛った」作品が作りたくなり、ボリューミーなモチーフが完成しました。いつもより、ちょっと糸と時間が必要ですが、編み終えたときの達成感
英文パターンというのが気がかりだけれど、説明を丹念に読み、理解が怪しい部分は編み図と照合して帳尻を合わせるとしよう。指さしやボディランゲージで言葉を覚えていくような原始的な方法だけれど、表意文字の特性にどっぷり漬かって生きてきたわけだから、音しか示さない文字についてはこう対処するしかない。
また「編み始めるまでが大変」だな……
ちなみに今回もまずダルマの20番で編んで、それから金票40番で編む予定。どうもこのシリーズ、今後も1パターンにつき糸を替えて2回編むことになりそうだ。細かいものを編む根気を試しつつ、更に細い糸で編む練習もしつつ、ということか。この調子でいくとレース糸を買っては消費するサイクルが早くなりそうだな。
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