編集

練習モチーフの使い道

2
 タティングレースのリングの練習に山ほど編んだモチーフをどうしたものか。適当につなげてみようかとも思い、とりあえず糸に通しておき(糸に通していないやつは失敗作)、しばらく放置していた。
 が、これは手持ちのエミーグランデと金票40番をすべて使っているので、要するに手持ちのレース糸のモチーフがひとつずつある(全種類使ったあとは100均のレース糸で練習)。
 ならば、糸見本(色見本)にすればいいんじゃね?
 と適当なことを思いついてしまったのでどうにかしようとしているが、「色の組み合わせを考えるときに取り外せるようにした方がいいのだろうか」という肝心の部分で迷ってしまった。
 そんな丁寧なことを自分がやるとは想像し辛い。

 が、手持ちがなくなったあとに実物の見本があれば、見本を並べて色合わせを考えることができるだろう。完成品を引っ張り出してきて並べるよりも手軽にできるのだから、いざとなったら自分が糸見本を活用することを信じたい。
 番号をつけてバラバラに箱に放り込んでおくと探しにくいだろうから、ファイリングできる形式で取り外しもできるようにした方がいいよな。

 こういうことは毛糸でもやってみるといいような気がする。タティングレースではなくかぎ針で小さなモチーフを編めば、たいていの糸で見本が作れそうだ。

 けれども、何度も同じものを使う可能性があるのはレース糸くらいじゃね?と気がついてやめた。
 それなりに真面目に編み物をやるようになってからもうすぐ3年くらい経つが、未だに定番の糸というものがない。靴下は目移りして衝動買いした多種多様のソックヤーンで編むし、あとはたいてい本やパターンの指定糸を使う。そんな状態で糸見本を作る意味があるとは思えない。

 それに、ガザの靴下を編んでいたら「やっぱ白黒いいな」と思ってしまったしな。手持ちの糸から選んで編んだかぎ針ケースも白黒になっていたし、「こういう色がいいな」と思いつくときは決まってレース編みかタティングレース。

 同じ糸なのに、どうしてこういう違いが出るんだ?