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タティングレース混乱中

 リングとピコは頑張って練習した。
 しかしブリッジに苦戦中。

 靴下に時間を割いていたため中断していたせいもあるのだが、ここにきて自分が何をどうしたいのかよくわからなくなってきた。

 まずなんだっけ……「いっぺんくらいゲーム感覚でやってみたい」とか書いてんな……でも、おもしろいとは思っているみたいだ。
 で、そのあと自分が編むレースと名のつくものは優雅とかそういう言葉とは無縁だと自覚して(おもしろそうだから編むとか、酒飲みながら編むとか)、ならばいっそノリノリのロックンロールみたいなやつ編みたいな、と思ったんだった。

 レース編みのドイリーは笠石あきさんの立体感あふれるデザインが編みたいのでいいとして、さてタティングレースはというと、既にキットを5つほど買い込んでいる。
 が、それが終わったら(あるいは終わらなくても)なんかロックンロールな感じに適当に編んでみようとしていたはずだ。
 目標があまりに漠然としていて途方に暮れそうになるが、ぼんやりとしたイメージはある。すごくぼんやりしているけれど。いつこれが焦点を結ぶのだろう。そもそも「ロックンロールなデザイン」ってどういうのだよと思うが、ロックンロールといえばストリート・スライダーズなので、そういう雰囲気の……デザイン……わけわからん。なんだそれ。

 ただし、色だけは少しずつ見えてきた。ライブなどのDVDを観ているとたまに「あ、こういう色だ」というのがあるのだ。とはいえ、明確な色としてわかるわけではなくて、これまたぼんやりと雰囲気でしか認識できていない。
 唯一はっきりしたのはこの色。
 青い方が「これだ」と思った色。紫は、近くに置いてあったのを見て「たぶんこれも」と思ったやつ。

 おそらくここに緑が混ざるのかな、とうっすら思うのだけれど、緑といってもいろいろだ。たぶん似たようなトーンの緑。くすんだエメラルドグリーンみたいな……褪せたような色なのでは、と思う。

 と同時に、ギラついた感じも必要なのではと考えている。このへんはもう言葉で表現するのは無理があって、「こういう音みたいな」というまったく意味不明な説明しかできない始末だ。要するにギラついた音みたいな色、ということなのだろうが、どんなのだよ。しかもイメージしている音は複数種類あるのだ。
 とりあえず安売りされていたラメ糸をいくつか集めてみたが、どうもうまい具合のものが見つからない。安直すぎたか。ただ、色は別の色と組み合わせるとトーンが変わったりするので、ここらへんはあれこれ試してばっちりくるものを見つけるしかないのだろう。

 そんな曖昧模糊とした次元で大いに悩んでいるためか、ブリッジの練習に意識がいかない。まずまともに編めるようになってからだろとさすがに思う。

 とりあえず、もうなんかどれでもいいからキットを編み始めてみるか……ロックンロールと無縁のデザインだがとりあえずこれで練習だ。
 20番レース糸相当の太さでばかり練習してきたので、もっと細いキットの糸に挑戦するのは無謀な気もするが、いいかげん練習するのは疲れた。まあ、とりあえずコードの押さえ方はわかったからあとは曲を弾いて練習しようぜっていうのと同じか。教則本の運指練習ほんと辛いし。うまい人はウォームアップ代わりにやるみたいだけれど。だからそういう感じで運指練習やんなきゃなと思うのだけれど、下手だからこそ運指練習がめんどくさいという。

 ギターの運指練習に相当するものって、タティングレースだとなんなんだろうな……いや、発想がおかしいな……



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