この靴下、"Children of Gaza Socks" という名前がついている。
思うところは実にいろいろある。が、こういう靴下はパターンの売上がチャリティに回ることが多いと思うのに、なぜか無料。デザイナーさんが支援するチャリティ団体が紹介されてはいるけれど。Children of Gaza Socks pattern by Zanete Knits
This toe-up sock pattern features intricate all-over colourwork inspired by traditional keffiyeh patterns - beautiful motifs that carry deep cultural significance. It’s written for four colours, but only two are ever used at a time.
パターンを買ったお金を寄付してくれればいいのに、と思うがそのへんは人それぞれの考えがあるのだろう。
寄付とは別に、今この靴下を編むことの意味を考えてみた。今の今にこの模様の靴下。どう思いを馳せることになるのかと思った。ずいぶん前からパレスチナに関するあれこれは、ひたすら喜怒哀楽の「怒」と「哀」しか出てこない状況だ。果たして自分はどういう気持ちでいっぱいになるのか。
と思ったら、酒浸りのロックンロール浸り。
怒髪天を突いて絶望のどん底に落ちるのとどちらがマシか、考えるまでもない。己のことを100万光年彼方の棚にあげて他人のあら探しをしては暴力的かつ無神経極まりない下世話さでもって吹聴して回る屑と同じレベルだとまでは思わないが、正しく生きるのは難しいことだと嫌でも実感する。
それはそれとして。
編み込み模様も引き返し編みも英文パターンも、まあ特に壁にぶつかることなく順調に編めている。問題は模様を間違えるのは決まってシラフのときだということだが、とにかくあとは両足のすねを残すのみ。さていつ完成するのか。
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