ブランケットの息抜きと称して編んだふたつのもの。
どちらも円形で、かぎ針編みの技法を用いて編む。で、もうひとつの共通点はピコットが多いということだ。どちらも、これでもかというくらいピコットを編む。
それが故にドイリーは辛かった。60番レース糸という慣れない細さの糸でちまちまこまごま80個もピコットを編むという苦行。コースターは糸と編み針がそれほど細くなかった(編み針の太さはドイリーの約3倍)けれど120個である。糸の太さの都合で調整したためこの数字になったけれど、もし編み図通りに編んでいたら144個。ていうか、80個も120個も144個も辛いぞどのみち。
ピコットの何が面倒かって、雑にやれない。感覚的にこのへんに突っ込んで編めばいいやというわけにはいかない。根元の目のこことこっちに針先を入れて、ときちんと編み目を見て編まないとうまくいかない。「きちんと見るのが大前提だろ」というのはまあそうなんだけれど。
そもそもわたしはピコットの編み方をきちんと理解しておらず。
(「クラシックモダンなレース編み」より)
ピコットを構成するくさり編みの直前に編んだ目(図ではこま編み)の、横と斜めの糸に針先を入れる、くらいの理解だ。でも実際は直前に編んだ目のことなどろくに認識していないので、くりさ編みの根元らへんにある横と斜めな感じの糸に突っ込む、というのが現実である。要するに「このへん」の一語ですべてが完結している。どこ拾ってる?という問いには、このへん、以外の答えようがない。このへん。ここらへん。まあつまり「きちんと編み目を見ないと編めない」と云いつつ、きちんと編み目を見て適当にやっているわけだが。
そもそも、実際の編み地がこうだもの。
そんなわけで、ピコットの仕上げ(くさり編みを編んだあとにどこに引き抜くか)の自分なりの解釈。花束ドイリーを編んでいたとき、糸が太いおかげか偶然「こういうことか?」と仕組みが納得できたので備忘録として書いておく。これが編み物の世界での「正解」なのかは不明。
先に挙げた説明図と同様に「くさり3目のピコット」という例でいうと、話はピコットを編む直前のこま編みを編むところから始まる。
まず、こま編みの完成の一歩手前。このあと「針に糸をかけて、針にかかっているふたつのループを引き抜く」とこま編みが完成する。
このときの「針にかかっているふたつのループ」が、ピコットの最後で引き抜く場所になる。下の画像でいうと、針にかかっているループが白い糸、針にかけて引き抜く糸が紫の糸。
下図の赤い線で強調している部分が、針にかかっていたループの糸(以下同)。
こま編み完成後、くさり目を3目編む。
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こんな風にしか理解できない状態でもあみぐるみやドイリー編めるんだからな……編み目記号や編み方をそれなりに覚えているのに、それでできあがる目のかたちを理解していない。でも編める。妙な話だ。






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