根気はゼロだが物欲でカバーして遂に本体が完成した。
さすがに悪漢……いや圧巻。現時点で212×140cmだしな。
とはいえ、うかうかしてはいられない。まだ1周1,300目足らずをぐるりと拾っての縁編みが残っているのだ。縁の1目につき行って戻って1段というアフガン編みの縁編み。1段の目数を本体1周の目数と掛け算したら絶望しそうだったのでやめた。それとも、本体の目数を計算したうえで比較すれば「本体にくらべりゃちょろいもんだぜ」と錯覚できるだろうか。
いや、そんなことをするよりまずは縁編みの試作を完成させてみよう。まだ片面しか終わらないままブランケット本体の残りを進めてしまったのだ。
おそらくもう片面も問題なく編めると思うのだが、そもそもこのブランケットを編み始めるにあたり練習してはほどくことを繰り返して、糸を買ってから本番を編み始めるまで3か月かかっているのだ。他のものを編むことと並行していたとはいえ、この雑で適当な自分がよくそんなに時間をかけて真面目にやったなと思う。きっと失敗するのが怖かったんだろうな(本体を編み始めてからは順調で、数段ほどいてやり直すことが何度かあった程度で済んだ)。
そういう経緯があるから、縁編みもしっかり試作したいと思う。
ところで編み始める前の試作は、最初はアフガン編みの練習と、どこを拾うかをきちんと認識できるようにすることが目的だった。実際はそれに加えて「どういう場合に自分が迷うか」を把握することにもなった。
自分の場合、この最後の点がいちばん重要だと感じている。「こういうときにわからなくなる」がわかっていれば、それをわかるようにするための策を講じることができるからだ。別に慎重な性格というわけではなくて(むしろ逆だと自覚している)、途中でつまづきたくないとか、あらかじめ疑問は解決しておいた方が結果的に早いとか、要するに「絶対どこかでわかんなくなる」という自分への不信感ゆえの行動である。現にかぎ針編みでは試作などしない。かぎ針編みでは「わからない」という経験が乏しいので、だいたいなんとかなると思っているから。
ともあれ、これから縁編みの試作を無事に済ませて本番に取りかからねば。7月中に完成すればいいかなあ。そのときにはもうすっかり真夏になっているけれど。
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