編集

糸始末はどうなったか

 ブランケットの本体は99セクションあり、白のみのセクションと黒のみのセクションを交互に編んでいく。つまり、編み始めと編み終わりの糸端が99個ずつ発生する。ということは、糸始末すべき箇所は合計198箇所。
 自分の場合はかぎ針編みであれば、糸を替えたときに糸端を編みくるむことで糸始末の手間を省けるが、なにぶんアフガン編みは初心者なのでうまく編みくるむことができない。どうすればうまくいくか追究すればよかったのだが、最初のうちはきちんと編むことに必死で糸端のことを構う余裕はなく、慣れてきたら編み進めることが優先になり、とうとう糸端を編みくるむ方法を模索しないまま完成間近になった。

 しかし、長い放置のあとに再開してからふと「いいかげん糸始末しないとな」と考えるようになり、息抜き代わりにちびちびと糸始末を進めていた。そう、息抜きのためにモチーフやドイリーを編んでいたが、糸始末でしっかり息抜きをできていたのだ。今の今まで気づかなかった。
 そんなわけで、198箇所の糸始末はストレスを感じることなく完了。まあ、もともと糸始末は嫌いじゃないからな。198箇所とまとめて考えるとゲッと思うが、最大面積のマス編むのかったるいなとか、そういうときに一種の逃避として糸始末はうってつけ。

 もっとも、ほどく可能性が皆無のときでなければ途中で糸始末をするのは危険だな、と思う。そしてほどく可能性がなくなるのは完成したときか、完成間近の段階。そこまで糸始末を残しておけば当然、糸始末すべき箇所の数はそれなりに多くなる。
 ということは、糸始末を嫌う人というのはわたしがやっているようなものよりずっと複雑で難しいものを編んでいるのではなかろうか。

 まあ、だからといってこのブランケットが簡単というわけではない。いや、編み方は初心者であっても簡単ではないにせよ難しくはないはずだ。
 では何が難しいか……というか、困難か、というと、約2m×1.5mの面積を編むことだろう。つまり根気。毎日着実に修業のように編み進める根気とか、何度中断しても挫折せずに何年かかってでも最後まで編む根気とか。
 ちなみにわたしには前者のような根気はない。後者も微妙。それでもここまでこぎつけたのは、根気のなさを補って余りある物欲である。このかっこいいブランケットどうしても欲しかったんだよ!



新しい投稿はありません 前の投稿