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ふと思い出す

 すてきにハンドメイドのテキスト(2026年7月号)を買った。
 目当てはパレスチナ刺繍。
 パレスチナ刺繍の本(※)を持っているのだから放送を見るだけでいいじゃないか、と思わないでもない。が、刺繍というのは人によって色遣いが変わることが少なくないので、本を持っているかどうかはあまり関係がない(自分は)。
 あと、放送はないが紙面でしか紹介されないこちらも買った理由だ。
 急に「オカメインコを飼いたい」と思ったのは数年前。しかし、いま住んでいるマンションは規約上は鳥の飼育は可能だが場所や設備(寒さに弱いので鳥用ヒーターが必要)を準備できるかとか、そもそも自分の世話もろくにできていないのに鳥のお世話ができるのか、という課題などがあり、「まあ無理だろ」と断念した。
 ちなみに、オカメインコほど大きくはないセキセイインコなら飼えるかも?と思ったけれど、場所・設備面はクリアできてもやはり自分の世話もできないのに(以下同)という理由で断念。そもそも近隣に鳥が受診できる動物病院がないのも大きな理由だ。

 自分がろくでなしであることをここまで悔いたことはない。諦め切れず、セリアで出会った置き物のインコを購入し身近に置いているが、本物を飼いたい気持ちは変わらない。
 だから、すてきにハンドメイドのInstagramの投稿で「オカメインコのあみぐるみ」という言葉を目にした瞬間、やっとおさまってきた鳥を飼いたい気持ちが再燃してしまった。書店で本を開いた時点で本物とだいぶ体型が違うことがわかったけれど、どうでもよかった。
 いつもならば、あくまでも好きなのは「生身のインコ」なのだから、こういう二頭身的なかわいいかたちにデフォルメされたものには興味がわかない。でも、人として駄目な生き方ゆえに本物を飼えない自分はこのくらいで我慢するのが筋だろう、と悟ったかどうかは謎だがとにかく今回はこれだけでも充分だと感じた。

 いや、「これだけでも」なんて書き方をしたが、あみぐるみとしては問答無用でかわいい仕上がりになっているのは確かだ。実物の特徴もきちんと反映されているし。頭のてっぺんの毛が逆立っているのは警戒している時なのだが、そこらへんを無視してチャームポイントにするのがあみぐるみ。
 とにかく、実物と違っていてもそれと認識させてなおかつかわいいのがあみぐるみという存在である。

 ……あみぐるみといえば。
 手つかずがまだいくつも……


※補足
 パレスチナ刺繍の本とはこれのこと。
 番組に出演するのは「臼杵良子」さんなのだが、紹介文にはこの本のタイトルが載っていたのでちょっと混乱。姓が違うだけで同一人物なのだろうか。



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