フェリシモのトルコタイルレースが期待外れだったので、代わりにこちらを注文してみた。
ビーズレーシングとは初めて聞いた言葉だが、要するに「ビーズでレースみたいなものをつくる」という手芸らしい。そういう本も何冊か出版されているようだ。 ビーズ細工は子供の頃にビーズ用ワイヤーでトンボとかを作ったのが最初で、小学5年生くらいの頃にいろいろ作っていた記憶がある。そのあとは特に興味もなかったはずなのだが、高校時代に同級生から「携帯ストラップのキットを買ったけど説明書なくした」と聞き、できあがり写真を手がかりに完成させたことがある。だから、それなりにビーズ細工は得意なのだと思う。
そういえば成人したあとのいつだかにビーズが流行して、松戸のイトーヨーカドーにそれなりの品揃えのビーズ屋が開店し、しばらくいろいろ作っていた。そのとき初めて子供向けではないビーズの本を購入したが、そのときも難しいと思った記憶がない。むしろ「できあがりは複雑に見えるけれど、やり方は単純」と思ったような。過去に平たいトンボやハチとかを作っていただけなのに、ビーズに対する勘を得ていたようだ。
ならばなんでも作れそうなものだが、ビーズのアクセサリーだの小物だのには興味は皆無。ここが自分の厄介なところで、「作るのは楽しいけれど完成したらどうでもいい」という、まあレース編みのドイリーと似ている。
ドイリーはもう「ゲーセンで遊ぶのと同じ」と割り切れるようになったので純粋に編むことだけを楽しんでいるが、ビーズについては当時はそこまでの割り切りができなかったので作るのをやめた。本を読んだり文章を書いたり音楽を聴くことの方がずっと楽しかったので、勘を活かしてオリジナルなものを云々という発想もわかなかった。
なのに今更ビーズ。
「レース」という言葉に引っかかったのは明らかだ。しかも、届いたものは予想以上に細かかった。
比較のため2.5mmの棒針を並べてみたけれど、そのすぐ下のビーズ用の針はえらく細いし、粒のビーズに空いた穴も極小。 しかし説明書を読むと、ビーズのつなげ方はやはり簡単だった。おまけに、小さいモチーフをたくさん作ってつなげればいいだけ。レース編みならここが大きな不満につながるところだが、今回はビーズなので気にならない。続けて作れる部分もありそうではあるが、裁縫のように針にテグスを通すので、取り回しのしやすい長さに切った方がやりやすい。
というわけで、まずは2段。
単三電池と並べてこのくらい…… 更に進めていくと、磁石にくっついた砂鉄みたいな有り様に。
ここでやっと、テグスのねじれが出来に影響するのだと気がついた。昔はぜんぜん気にならなかったのだが、今の自分はねじれを解決できてないらしい。これはまずい。スチームをかけるわけにもいかないんだぞ、これ。 いろいろ調べた結果、最初にテグスの癖を取っておくことが肝要らしいとわかった。なので次のモチーフではそれを踏まえて作るとしよう。作るのは簡単なのに(ビーズが細かいとはいえ針ですくえば済むので、作業は見かけほど難しくはない)、作り始めるまでが手間がかかる。なんだよ、こういうところは編み物と同じかよ。
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