近所の100均に重曹を買いに行ったとき、「そういやカウンター足りないんだよな」と思い出した。靴下でひとつ、ドイリーでひとつ。それだけでうちのカウンターは手一杯。
ピンクのカウンターは母から引き継いだもので、黄緑の方は800円くらいで買ったニットプロのやつ。靴下とドイリーの他に何か編もうとするならもうあとは原始的に正の字を書くしかない。筆記用具はたくさんあるので正の字などいくらでも書けるのだが、でももうひとつくらいあればなあ、と思ってけっこう経っていた。 というわけで。
パッケージの上からレバーを押してみたところ感触は悪くない。4桁も必要ないがまあいいや。でもなんでこれが文具コーナーにあるんだろうな。こういうものは野鳥や通行人を数えたりするときに使うだろうに……文具なのか? どのへんが? フィールドワークで使うものは文具? ともかく、さっそく試し打ち。
普通にカチカチいう。変な引っかかりもない。筐体の継ぎ目が豪快にズレているが問題なしだ。が、置くとこうなるのが問題。 かたちが丸いから転がってしまう。まあいいや、しょうがない。カウンターとしての機能はきちんと果たしてくれるのだから転がるくらいなんだ。 てっぺんの輪の部分を右手の中指に引っかけながら編めそうだと思ったが、それなりの大きさだからなのか、指にかけたままクルッと掌側に回ってきてはくれない。それができればカウントしやすいのだが。練習すればなんとかなるかも。
これでカウンター不足は解消だ。
と思いながらもともと持っていたふたつのカウンターと一緒に編み物用具用の紙袋に戻したところで、編むなら一点集中、気分転換でもうひとつ編むくらいがいちばん自分向きだ、という結論になったことを思い出した。
無駄に編み散らかしていたときは確かにふたつのカウンターで不足することもあったのだが、そういうやり方は自分に向いていないとわかったのだから、もうカウンターは不足しないのだ。ふたつで充分。
……よし、これからは気分で使い分けよう。
……使い慣れたピンクか黄緑のカウンターを使いがちになりそうだな。
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