ノートにいろいろ書いていたことを完全に忘れていたガザの靴下。まだすべての内容を整理し直したわけではないが、最初の方は今ある内容でわかるのでとりあえず編み始めた。
この靴下のパターンは複数のサイズが載っていて、前回はすね周り64目(下から2番目のサイズ)で編んだ。しかし洗ったら大きくなってしまったので、今回はいちばん小さいサイズの56目で編むことにした。いつも編む靴下が60目なので、きつくなりすぎないよう意識すれば程よいサイズになるだろう。
しかし編みにくい。
前回同様、今回もつま先部分が終わったあとはミニ輪針に替えて編んでいるのだが、「輪針が長すぎて編みにくい」という感じになっている。通常の靴下は60目でミニ輪針使用でちょうどいいのに、たった4目少ないだけでここまで編みにくくなるのは解せない。
何かこの感じは覚えがあるぞ、と記憶を辿ってみたら思い出したのはこれ。
元は仕事用PCのケースだった糸をほどいて編んだ靴下である。勢いよくほどいたせいか(100gまるまる使った)糸が妙に細くなってしまい、毛羽立ちも目立ち、この糸で靴下を編むときまさにいま感じているような状況になった。
今回の靴下も、ほどきにくかったがために雑にほどいてしまったような気がする。そのせいなのか糸の撚りがゆるくなり、しかも糸が細く感じる。毛羽立ちもひどい。編み目もいつにも増して汚い。
もしかして64目のままきつめに編んだ方がよかったか……
それとも細くなった毛糸は潔く処分して、新しい糸で編むべきか……
あるいは編み図を60目バージョンに直してみるか……
というかそもそも、やっぱりこの靴下のつま先が不満。
この台形のつま先は自分の足に馴染みにくいのだ。最初に覚えたマルティナさんの靴下のつま先(分散減目で減らしていって8目になったら糸を通してしぼる)に変えたい。 となると作り目8目からスタートして、と考えたが、そんなら模様の始まるところから編んで、つま先はあとから足先に向かって編んでいけばいいんじゃね? 別糸の作り目しときゃ可能だろそれ。セーターの裾のゴム編みをあとから逆方向に編むのと理屈は同じ。
そもそもつま先から靴下を編むことの何が難しいかって、ガセットの開始位置を決めるのが大変なんだよな……。
履き口から編む場合、かかとが終わればすぐガセットが始まり、手順に沿って目を減らしていって履き口と同じ目数になればそこから甲まわり。だから編む手の加減が違っても、つま先の減らし目を始める位置は試し履きをすれば見当がつく。
過去に編んだ履き口スタートの靴下のパターンは3種類だが、いずれもこういう感じで、難しいことを考える必要は皆無だった。つま先まで編んでサイズが合わなければ、つま先をほどいて甲まわりを足したり減らしたりすれば簡単に修正できる。
自分の場合、靴下の履き口からかかとの始まりまでの長さがたとえば16cmだったとしても段数は毎回異なる。しかしガセットやかかとの目数はパターンの通りに編むだけで問題はない。この部分が自分でも謎なのだが、とにかくこれで足にぴったり沿った靴下が編み上がるので、履き口から編む靴下は棒針編み初心者であっても書いてある通りに編めばまともなものができあがるという、簡単な代物だと思っている。
と、こんな舐めくさった基本姿勢なので、つま先から編む靴下のガセットが面倒で難しくてややこしくてしょうがない。わざわざ難しくしなくてもいいじゃねえか、とすら思う。
とはいえ自分はトップダウンで編む服の利点がまったく理解できず、ゲージをとって裾から編んでとじはぎで仕上げれば済むじゃないかと思ったりしているので、世の中にはつま先から編んでガセットの位置を決めることが難しくないと思う人もいるのだろう。16cm編めば段数の誤差は2段くらい、という安定した手加減で編めるなら難しくないだろうし、それが普通なのかもしれない。
まあいいや……とにかくなんとかしなければ。でもだんだんめんどくさくなってきたな。

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