学生時代に「予習」というものをしたことは一度たりともない。理由は単純。授業で教わることを、予め家で教科書を読んでおく意味がわからなかったから。だって、学校に行ったら教えてもらうじゃん。なのになんで先に教科書を読む必要があるのか。
今にして思うと、もし予習をしていたらますます学校に行くのが嫌になっていたかもしれない。家で教科書を読んで理解したことを授業でまた聞かされるなんて、そんなのわかってるようるせえなとイライラするためだけに椅子に座らされているも同然だ。
もちろん、教科書だけではわからないことや、ちょっと横道に逸れたことを聞くことができる、という意味では授業を受けるのは有意義なことだ。しかし毎回そういうオマケがあるわけではないし、教科書だけではわからないこともそう大して多くはない(これについてはやや記憶が曖昧だが……)。
そんな自分がいま予習している。
来月から始まるオンライン講座の予習である(申し込んだ)。

伊藤所長の楽しい編み物研究サロン~ オンライン編~ | ヴォーグ学園オンライン
※こちらの講座は複数受講割引対象外、入学金不要の講座となります。【お申込み受付締切】10月8日(木)23:59まで【教材】講座テキストをプリントでご用意し、事前にお送りいたします。【受講方法】・ビデオ…
バヴァリアンクロッシェなるものの編み方はネットで検索し、説明を見つけて編んでみた。この編み方にはいくつかの種類があるそうなので、講座で教わるものとは違うかもしれないが、極端に異なるわけでもないだろう。

【かぎ針編み四角モチーフ】ババリアンクロッシェスクエアの編み方-Bavarian Crochet Square
かぎ針編みのモチーフの一つである「ババリアンクロッシェスクエア」(四角モチーフ)の編み方を写真つきで詳しく解説している記事です。
なぜ調べた編み方を見るだけでおしまいにせず実際に編んでみたのかというと、編み物に関しては実際に編んでみないと理解できないからである。動画を見ても自分でやってみるとうまくいかなかったりする。
運動が嫌いだということとどのくらい関係あるのか不明だが、自分の場合、身体動作が伴うことは頭で理解するだけではうまくできない。しかも厄介なことに頭で理解しないと動けないことが多いので、こういうことに関しては予習が必要になるのだ。
ついでに云うと、本能的にできたことでも急に疑問が生じてできなくなったりする。
本能でこなすことができたかぎ針編みについてあれこれ悩むようになったのは、おそらくレース編みに手を出したことが原因だ。毛糸にくらべてごまかしがきかないことが少なくないレース糸を相手にしていると、うまくいかない → そもそもこれって、と疑問を感じることが増えた。そして自分のやってきたことがいかに雑で適当だったか実感させられる。
話を戻して、バヴァリアンクロッシェの編み地を見たときは裏引き上げ編みを使っていることは推測できたが、編み進め方がよくわからなかった。ちょっとトリッキーな進み方になるのかも、と思ったけれど、いざ編んでみたらそんなことはない代わりに長々編みをこれでもかというくらい多用し、右手がとにかく疲れるとわかった。
しかも予習に使ったのはガザの靴下をほどいた糸。Regiaのソックヤーンはほどくと豹変するものなのか、かぎ針と相性が悪いのか、とにかく編みにくくてしょうがなかった。糸はがりがりに痩せているし、編んでいくと撚りがなくなるし。
ヒイヒイ云いながら編みにくい糸でここまで(約15cm角)編んだのは我ながら驚きだ。ぱっと見はかっこいいけど。白黒最強。
裏引き上げ編みはドイリーでさんざんやったので慣れているつもりだ。しかし長々編みの頭がどうにもゆるむ。そのせいなのか、引き上げた目の見え方(倒れ方)がおかしくなる。前段との間に変な隙間ができる(糸始末のついでに少しごまかした)。長々編み8目一度の部分の長々編みの適切な高さがよくわからない。
などなど、8段編んだだけで疑問が山積みである。新たに覚えた編み方なんてひとつもないのに、組み合わせ方が変わると途端にこうだ。編めば編むほど、疑問も増えていくんだろうなあ。
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