気がつけば、このデザインのドイリーを編むのは3回目。
糸玉ポーチで2回編んでいる。ただしこれはポーチに仕立てるために縁を変えたので、編み図通りに編むのは今回が初。 掌に乗り切らない大きさになったのでピン打ちをしてスチームアイロンをかけた。ちなみに打ったピンの数は48本。たまにこういう大量のピン打ちをすることがあるので、最初はいつまでも打ち終わらない気がしていたけれど、今は慣れた。でも相変わらず大きいドイリーを編み進めていくと「まだこの段おわんねえ……」とよく思う。今回は縁編みが永遠に感じられた。 ちなみに縁編みは528目である。えらい数だ。直径21cmでこうなんだから、ピコットがある縁編みならば25cmを少し超えたあたりで1,000目とかになるのだろうか。
相変わらずピコットに苦しめられたとはいえ、今回もなかなかの出来だ。なんといっても既に2回編んでいるので、もっとこうしたらきれいだろうとか、くさり編みを安定させようとか、改善案を間断なく垂れ流しては実行するかのような状態で編んでいた。まあ改善なんていうのは基本的に芋づる式なので、こうなるのも当然か。
まずは中心部。
花びらのような部分のくさり編みのバランスはまあまあ。自分のわりにうまく編めている。 引き上げ編みのところは過去2回とも適度な感じというのが掴めず、今回も同様で迷いながら編んだので、改善の余地はまだまだある。でもまあここは輪郭がよく見えないんだよな。引き上げ編みが糸の色に埋もれているように見えて、ひょっとしたらそれ自体が改善すべき点なのかもしれないと思う。
それに対して、他の部分はだいぶいい。
イチョウのような部分は糸玉ポーチのときにうまくいったので今回も同じ編み方をし、加えて、イチョウの間の葉っぱみたいなところも同じ方法で編んでみた。
過去2回は一般的な編み方(前段の頭に針先を入れる)で問題なかったのだが、葉の輪郭が微妙にズレているのが少し気になっていた。とはいえ葉の内側に線のようなものが生じたがゆえの目の錯覚なのか、気になるのは本当にわずかなものなのだが。
今回は意図的に輪郭をなだらかにしてみようと画策し、まあまあうまくいったと思う。ほんと些細なことなんだけれど。
更に満足しているのが葉のまわりの隙間を構成するくさり編み。ここは糸玉ポーチのときも頑張ったけれど、うまくいかないところもあった。でも今回はうまくいった部分がもっと多い。
目指したのはなるべく左右対称に編むこと。編んでいる間は片方だけわずかに長いように思えたのだが、ピンを打ったら均整のとれたかたちになってくれた。
ぱっと見できれいに見えれば充分、という思いは今でも変わらない。ついでに細かい部分もきれいに編めていれば更に満足、と、あくまでも細部はついで。でも、ぱっと見も細部も両方きれいに編みたいという欲深さが今はある。
こうやって欲が深くなっていくことで技能の向上を目指して頑張れるのかもしれない。
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