ポロシャツを編み始めるのはできれば今週中、と考えていた。そのためには仕事の詰まり具合をなるべく解消しておくのが前提だったのだが、……6営業日時点で残業14時間。
仕事のあとにレース編みをするために余力を残していたわけでは決してない。もっとエンジンをかけて追い込みたかったけれど、集中力と気力がもたなかったのだ。
しばらく前からどうも頭の回転が悪くなっている。気を抜くとすぐ集中しすぎてしまう自分が集中力が続かないのもおかしい。
ニュースで「長雨の影響により、集中力の低下や気分の落ち込みで病院を受診する人が増えている」なんていう話を聞いたのでつい自分もそうなのかもと思いたくなる。でもきっと違う。いろいろ嫌気がさしているからだと思う。
仕事に嫌気がさしてレース編みでうさ晴らしをする毎日だったが、ポロシャツに取りかかるには仕事がまだ詰まりすぎている。
でもさすがにこんなにドイリーばかり編んでいてバカじゃないかという気にもなってきた。1枚完成したらすぐまた次の1枚に取りかかる、というペースがおかしい。せめて数日あけろよと思う。こんなハイペースなのは心底嫌気がさしているからなのだろうが、だからといって看過できない。
なので、すごく久し振りに靴下でも編むことにした。
最後に編んだのは2月。こんなに長いこと靴下を編まなかったのは初めてだ。それまでに編んだ数が30組というのは靴下編みが身に着くのに充分な時間だったかそうでないかはわからない。ゆえに、これから靴下を編んでどのくらい下手な真似をするかも不明。初心者よりちょっとマシというレベルになっている可能性は決して低くはない。
だが、まったく知らない世界ではない。少なくとも30組分の経験はある。だから思ったとおりに編めないことはあっても、未経験のものを編むよりはずっとストレスは少なくて済むだろう。
とにかくレース編みに没頭しすぎないよう、さほどストレスを感じずに済む他のもので少し気を逸らさなければ。
そんなわけで糸選び。在庫把握用(兼、無計画な買い物の戒め用)画像はこういうときに便利だ。在庫をぶちまけずに選ぶことができる。少し変更はあるがいったいんはこれでOKだ。
久々なので今回はいたってシンプルに編もう。減っているやつは以前靴下を編んだ糸だから、右上の手付かずの糸で編むとするか。
これはもともとOpalの小玉で偶然入手し、編んでみたら色合いが気に入ったので色番号を調べて(小玉には色番号などの情報がなかった)100g玉で購入したものである。そんな経緯があるので使い惜しみをしていたというわけだ。
この糸はOpalの11002番。
"Abenteuerurlaub Mit Onkel Nils" という名前がついている。翻訳したら「ニルスおじさんとの冒険の旅」だという。この色のどのへんがおじさん要素で冒険要素なのかぜんぜんわからん。そもそもニルスって誰だよ。不思議な旅をしたスウェーデンの少年が歳食ってもっさりヒゲをたくわえ船乗り風もしくは海賊風ファッションでドイツに冒険にきたとかそんな感じか。今度の連れはガチョウじゃなくてカモメで、もうガチョウに乗せてもらえる体格じゃないのでカモメでもなんでもよかったのか。どうせなら恩返しがてらガチョウを船に乗せてやれよ。謎は深まるばかり。

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