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アルネ&カルロスの動画をすべて観るチャレンジ #1

2024/03/29
©Arne&Carlos

  我ながら頭の足りない題名になってしまった。でも他に思いつかなかったので諦めるしかない。

 ノルウェー式での編み方はアルネ&カルロスの動画で覚えた。だって棒針編みの基礎本には載っていないから。動画を観るしかない。
 編み方を会得するために解説動画を繰り返し観たり、喋りながら編んでいる動画で手の動きなどに目を凝らしたり、他人の手とその動きをこんなにも注視した経験はもちろんない。

 そして動画から得られたのは単に編み方だけではなく、なぜこう編むのかという詳しい説明や、ちょっとした小技などもそう。
 いちばん印象に残っているのが、「セーターは下から編むよ。そうすると編み目が笑顔になるから」という意味の言葉。そういう見方をするのかと驚いた(ちなみに靴下の編み目の向きは気にしないけれど、「飾りにする靴下はつま先から編むと模様がきれいだよ」とのこと)。

 あとは……なんだろう。「スカンジナビアでは水道水はそのまま飲める」という話とか。編み物はまったく関係ないが、わたしはこういう話を聞くのがとても好きだ。

 とはいえこういったことは、どうしようもなく貧弱な英語力で聞き取れる範囲でしかわからない。しかも、喋っているのを聞きながら理解したものについては大変に怪しい。
 わたしは英語を聞きながらの理解ができないというか、単語が耳をすべっていくので、熟語の一部を聞き漏らしていたり語順による意味の変化を正確に掴めていない可能性がとても高い。
 あと、字幕のお世話になってもそもそもの語彙が乏しく、わからない単語が多いので、それを除いた部分でおおよその意味を推測したりする。

 こう書き出してみるとずいぶん悲惨な事態だな。

 なので、あとで辞書を片手に字幕を確認しよう、と思ったりする。もちろんする。でもよく忘れる。忘れたまま他の動画をあれこれ観てしまい、結果として「たぶんこう話していたと思うけれど、どの動画だっけ」となる。

 だからきちんと動画ごとに感想を書くというか、ノートをとることにした。
 ドキュメンタリー番組を観ながらノートをとるような人間なのだから、動画だってそうすりゃいいじゃない。そしてもうどれがどれだか忘れているのだから、ぜんぶ観ればいいじゃない。

 そんなわけで、時間があるときに本記事の題名でシリーズ的に書くことにした。といっても他に書きたいこともあるので、一日に2回投稿する場合もある。そのへんは適当。


 やっと本題。前置き長い。
 まずはいちばん古い動画から。
 きちんとした感想ではなくノートなので、箇条書きみたいな感じで書く。

●あなた自身のクリスマスボールを作る方法 - ARNE&CARLOS

 観るより前に、まず説明などが日本語なのかが気になった。この動画だけ日本語。
 その理由は、冒頭の「小さな集合住宅に住んでいる人のための小さなクリスマスボール」という説明で納得。他の動画でそういった話を聞いた記憶がある。どれだか忘れたけど。

 編み方のポイント説明動画といった感じで、プロセス説明や基本からの説明ではない。
 指でかける作り目を、結び目を作らずにスタートしているのにちょっと驚いた。それでできるのか。いいこと聞いた。でも指でかける作り目できないな(方法はわかるけれど、目がひどくきつくなるから)。

 違う色の目を2目一度するときの説明は、これはぜひ覚えておきたい。
 2目まとめて編む目のうち、右側にある目の色を表に出したい場合はねじり目のK2tog、表に出さずに隠したい場合は通常のK2togで編むそうだ。
 なるほど。目の向きを変える意味はこういうことか。

 吊るす紐を最初から輪になるようまとめてしまう、という方法は思いつかなかった。アドベント靴下もこうやれば簡単だったな。次回(やるのか)はこの方法を使おう。

 この人たちは本当に、きれいなもの・かわいいものが大好きなのだなと幾つもの動画を観てしみじみ思い、そのせいなのか、あんまり雑なことは(少なくとも編み物では)しないと思い込んでいた。

 だから、すぐそこにはさみがあるのに、毛糸を手でブチッと切ったのがいちばん驚いた。