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初心者が人生4番目に編んだ靴下を贈る

2024/03/29
 年末年始は実家で……編んでた。あと読書。それと洗い物。話し相手と酒の相手。
 毎年こんなもんだけれど、編んでいたっていうのが今年の新要素。

 子供の頃にちょっと試して諦めた編み物は確か2007年頃に再挑戦して、小さなバッグとあみぐるみを幾つか編んで、2011年頃にはもうやめていた記憶。
 それから更に時間が経ち、昨年1月にどういうわけだか再開したという次第。なぜ急に編み物に熱中することになったのかは謎だけれど、理由を追究してもこじつけめいたものしか出てこないと思うので割愛。
 棒針は苦手・細い糸も苦手、という人間がいま靴下を編み上げるようになった理由もわからない。

 ともあれ靴下。
 8月から始めて昨年中は3足完成。ちゃんと履ける。
 まじか、と自分でも思うけれど確かに靴下は存在している。

 それで調子こいてしまったのか、人生で4番目に編んだ靴下を母に贈ろうと考えた。
 片方は年内に編み上げ、もう片方を編み始めたあたりで時間切れ。実家に持参して続きを編むことに。
 黙々と、ではなく家族とおしゃべりしながら編んでいた。手元から目を離すことはできないが、編み込みや模様編みではないので会話はできるという……

 それできのう完成したのがこちら。

 左右をほぼ同じ大きさに編むことができてよかった。メリヤスはぎもきちんとできたし、編み目が不自然に大きくなったり小さくなったりということもない。靴下キャリア半年にしてはよい出来、だと思う。たぶん。

 ぬれタオルとアイロンで編み地を整え、昨年のお礼を母に伝えてプレゼント。目の前で編んでいた靴下がまさか自分のものだとは思わなかったらしい。びっくりしていて、でも喜んでくれた。