小さすぎなものを編んだりしたので時間がかかった気がしていたが、どうやら1日程度で編めたらしい。
自分のものではないが、念のため試したところ問題なくかぶることができた。頭もきつくないし、編み目の悲鳴が聞こえそうな伸び方でもない。
でも、「こんなのでいいのかな」という疑念は消えない。
ポンポンをつける前におそるおそるかぶってみたのだが、鏡のなかにいたのはまるで錆びるか何かして変色したウォーズマンだった。
それはわたしの頭部が標準的な大きさではないことも大いに関係していると思うのだが、それでも、こんな変なもん使う奴いるか?とはっきり思った。
それはわたしの頭部が標準的な大きさではないことも大いに関係していると思うのだが、それでも、こんな変なもん使う奴いるか?とはっきり思った。
いや、標準的なサイズの人がかぶれば適度に頭頂部に余裕ができるのかもしれない。髪が長い人であればウォーズマンシルエットであっても案外バランスがとれるのかもしれない。
ポンポンをつけてもういっぺんかぶってみたらまぬけに見えたが、そもそもわたしなので仕方なかろう。
パターン掲載元の画像と見比べても、特にどこがおかしいというわけではないと思う。ポンポンの大きさも帽子のサイズとくらべておおよその比率は合っているように見える。
それなのに、頭の丸さが強調されすぎてしまうのは……わたしなので仕方ない、か。
どの方向から見ても気持ち悪いくらいに球体。坊主にしたときは頭蓋骨そのまんまでびっくりしたが、この帽子をかぶると何故か球。そしてウォーズマン。
なお、パターンの注記に「かぶりが深くてだんだん下がって目にかかってくるとの指摘があった」とあるが、もちろんそれは確認できなかった。
頭部のでかさのせいはもちろんある。が、そもそもこの帽子、どの角度でかぶるものなのかがわからない。編み目が垂直になる角度か、最初の画像のような角度か。どちらにせよ、下がってくる余地などなかった。
これほどまでに何もわからないので、もう頭にかぶるものを編むのはやめよう。バラクラバですら、防災頭巾に見えてしょうがないのだ。頭にかぶるものに対する認識力に決定的な欠陥があるとしか思えない。
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