©Arne&Carlos
今回観た動画は、かぎ針の基本。
ちょっと棒針から離れているのでタイミングがいいな(8年前の動画だけど)。
●How to crochet - Basics of crocheting - by ARNE & CARLOS
モチーフ編みといえば作り目は輪の作り目だと思っていたけれど、今回の動画ではくさり編みをつなげる作り目。海外では輪の作り目があまり一般的ではないと聞いたことがあるので納得。輪の作り目でもできないことはないような気がするが、機会があればやってみるか。
使われている技法は、くさり編み・こま編み・長編み・引き抜き編みの4種類。かぎ針編みはこれができればだいたい困らない。洒落たナントカ編みっていうのもこれらの組み合わせで構成されていたりするので、かぎ針編みの基礎をまとめた人(いるのか)はかなり頭の切れる人だったのではと思う。
組み合わせたらいろんなことができるような必要最小限の技法を選別するのは簡単ではない。というか、すでにあるいろんな編み方から最小公約数的な技法を導き出したのか? どちらにせよすごいと思う。
動画では、輪にしたあとの最初のくさり編みのときに糸端を一緒に編むことや、引き抜きの際にどう針を入れるかなど、細かいことは説明していない。とりあえず編んでみましょうって感じなのかな。細かい部分が多少違ってもそれなりのかたちになるし。
それよりも、かぎ針の英語表現の違いが大変な様子。棒針と違って、かぎ針で使う用語はイギリス方式とアメリカ方式で違う。Ravelryでも、かぎ針のパターンにはどちらの書き方なのかが載っている。
このへんの記事がわかりやすい。
動画では最初と最後の編み方が説明されていて、途中は省略。最初の方をある程度説明したあと、アルネが終わりの少し手前まで編んだものを取り出すという。料理番組みたいだな。
なお、編んでいるモチーフのパターンはブログで紹介されている。
「編み図」とか「レシピ」とか「パターン」とか、呼び名がいろいろあって混乱するな。あと「文章パターン」「英文パターン」というのも、「図じゃなくて文章で説明しているもの」という意味なんだろうけれど単なる「パターン」でも文章だけだったりするような。
単に「編み方」でいいんじゃねえの……
それにしてもこれ、やたらと3が多いな! くさり3目の長編み3目でまたくさり3目で、と、次は何を3回だっけなと手が止まること多数。そのたびに今どこまで編んだのかなと編み地を見直し、次はこのかたちだなと確認して再開。パターンを読むより、編み地を見た方が次にやることがわかったりするのだ。
そういうことができるくらい、このモチーフは同じようなことの繰り返し。でも「なんでこの段のはじまりが引き抜き編み3回なんだ」とびっくりしたり、英語がよくわかんなかったりするので、なかなかにおもしろい。
そう、動画も英語でブログも英語。
なのだが、一度もかぎ針をやったことがないというのでなければ案外なんとかなる。最初の方は動画で動きを見ながら理解して、それから文章でどう書かれているのかを照らし合わせるように確認すれば、あとはその応用で読めたりする。
段のはじまりに引き抜き3目は目を疑ったけれど、まあこういうのは書いてある通りにやればよい。それでブログの写真と見比べて、似たような感じになっていればたぶん合ってる。編み目以外の単語がわかんなくても、次に突っ込むのはここだなと察しがついたりする。
でも "ch 3 and 3dc back around the same ch" というのはしばらく悩んだ。
くさり3目のあと……も、戻るのか?と(英語ほんとにわからんのだ)。同じくさりってなんだよ、いま編んだ目に長編みを編み入れるのか……?とか。
編み地を裏返して逆方向に編んだり、編み地からピロンと飛び出したものを編んだり、そういうことはかぎ針でできるとわかっているので、だからこそ悩んだ。
結局、お手本写真を眺めた。長編みが裏返っている様子はないし、全体的に何かが飛び出しているような編み地にも見えないし、「要はさっき編み入れていたくさり編みにまた編み入れるんだな」と判断。戻る(back)ってそういことだなたぶん、という雰囲気まかせの解釈。
結果的にかたちになったのだからよかったが、こういう適当さでいつか痛い目をみそうな気がしている。
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