3日かけて簡易編み図を解読し、昨日の晩に軽く夜更かしをして袖を編み始めた。で、今日も帰宅してごはんを食べて風呂は後に回して編む。
編み図の解読中も、袖を編む間も、とにかく音楽。聴かなきゃやってられん。
というわけでもないのだが、まあ、なんだか音楽がないと駄目だと思ってしまう。
以前は「音楽を聴きながらだと間違うかも」と無駄にびびっていて、実際さっき増し目を忘れて修正できなくて2段ほどいたけれど、間違えたのはその程度。
あとはものすごい勢いでアメリカ式で編んでいる。ゴム編み部分は糸を前後に動かすのが面倒でノルウェー式で編んだけれど、あとはアメリカ式。なんだかんだで、テンションのコントロールをしやすいから結果的に速く編めるらしい。
それにしても、3日もかけて解読しなきゃいけないのはどういうことなのか……。
自分の頭が悪いというより経験値のなさが原因だと思うけれど(後ろ向きな考えはしない)、この先、経験を積んでも簡易編み図だけで編める未来が見えない(ここは後ろ向き)。
だって、それぞれ段数が違う襟の減らし目と引き返し編みを同時にあの数字だけでまとめられるか……?
左手でコードチェンジしながら右手の4本の指をバラバラに動かしてギターを弾くことを考えてみれば、簡易編み図を脳内だけで理解するのも結局、慣れなのかなあ……わかんないな……
ところで昨日の夕方くらいに、「セーターの編み方ハンドブック」という本が存在することを思い出した。数年前に出版され、昨年、増補改訂版が出た本である。
まだ読んだことすらないのだが、あれに正解が載っているのかもなと不意に思った。説明によれば「割り出しの数字の見方などの解説」があるとのことだが、どこまで詳しく解説されているのかがちょっと気になる。
わたしは襟の減らし目と肩の引き返し編みをそれぞれ別に図に起こし、それからふたつを合体させて身頃の上部を図にしたのだが、間違えた。襟が4段、肩が6段だったのだが、スタートする段を揃えてしまったので妙なことになったのだ。
なんか変だなとでかい声でひとりごとを云いながらしばらく考え、いや、はじまるところを揃えなきゃいけない理由はなくて、揃えるべきは編み終わりの部分じゃないのか、と考えたところでようやくまともな図を書けた。
こんな具合だから、この3日で「こういうときはこう」というルールや公式のようなものがいくつもできた。
ただし、あくまでも今回の簡易編み図を理解する過程で「理屈からいくとこうなんじゃね」と結論づけられたことが元になっているので、本当に理解として正しいかどうかは、他の簡易編み図に適用してみないとわからない。
そこまでしなきゃいけないのかと思わないでもないが、わたしの頭がこういう仕様だからしょうがない。逆に云うと、初心者の段階でここまでやっとけばあとは怖いものなしなのだ(えっ?)。
……なんていうことを、「セーターの編み方ハンドブック」を読んでおけばやらずに済んだのかな。と思ったりする。するが、まあ、なんだよこの簡易編み図ってよと悪態をつきつつも、こういう頭を使うことは嫌いではないのでまあいいか。
でも、なんだよこの簡易編み図ってよ、っていうのはやっぱり思う。
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