昨日の続きで、どうやって目を増やすか。
いろんな方法があるのはわかるが、どんなやり方があるのかまではよく知らない。見たときは「なるほどー」と思うのだが、あとからそれらを並べてみろと云われると……うろ覚え。
というわけで、どうせならばと昭和の付録冊子を開いてみた。きのう載せたリンク先でもよいのだがスマホやMacを立ち上げるより本棚から引っ張り出した方が早い。文明の利器をとことん使いこなせないわけではなく、ないがしろにしているわけでもなく、ただめんどくさいだけである。
載っていたのは5種類の方法。ありがたいことに、「ここではこう」という書き方だった。用途や使いどころが明確であることは初心者に優しい書き方だ、と思う。
・端で1目増す
・1目内側で1目増す
・あみ地の途中で増す
・端で2目以上増す
・巻き目の増し目
右端でやるときや編み終わり側とか複数の場合も書いてあって、唯一、「あみ地の途中で増す』だけがそういう説明はなし。だがこの増し方の説明の最後に「1段のうち何か所かで分散増し目をするときに向く方法」とあったので、こう書かれたらこの方法でやるしかない。
どうやるのかな。と図を見たら、左針を編み地の向こう側へ突き刺す方向にに入れて渡り糸を拾ってねじり目の表編み。
靴下のかかとを編み終わったあとのセクションでやってるやつだ。
確か靴下では右側と左側で糸の拾い方が違って、それぞれM1RとM1Lと呼ばれていて、使い分けがあった筈なんだけどいつまでも覚えられない。これどっちだ。
でも冊子には上記の方法だけしか載っていないので、いいやこれで。
もちろん、M1RとM1Lは目の傾き方が違うので、適当に混ぜるのはたぶんよろしくない。複数段であればせめて一方をどちらかの編み方で統一した方がよいし、1段だけであっても編み地のどちら側でやるかによって適切な傾き方をする方を選んだ方が、きれいに仕上がるのだと思う。
今回はどっちにしろと書いていないのだから、そういうことも別に気にしなくていいのだろう。
しかし、である。
編み図に増やし方が明記されてないといっても、言外に「適切な傾き方にしろ」という指示があるような気もする。「増し目ならなんでもOK」ではなく、「ここはこっちに傾く増し目ならなんでもOK」みたいな。
指示はないけれど、編み物の世界の暗黙の了解をわかっていないときれいにならないという落とし穴がありそうだ。簡易編み図のように「何段ごとに何目増やせ」で終わりにされて初心者が途方に暮れるのと似たパターン。誰かに教えてもらえなかったら調べる手だてがものすごく少なくて「やってられるかこんなもん」とか投げ出しちゃったりする状況。
と、怨念めいたことを書いてみたがもはやわたしは気にしない。だって冊子はこれしか書いてないし。要するにこれでだいたい間に合うってことじゃね。あとどうせゴム編みのあとの1段でしか増やさないし。しかもたかが2目だし。目立たんだろ。
というわけで無事に冊子の方法で2目増やした。
よくわからんな。でもわかんなくていいんだ今回は。
でもこれより前に、「そもそもさあ……」という根本的な疑問が生じたのだけれど、それはあした書こう。いやもう今日は仕事でマジギレ寸前のイライラが極限で。編み物じゃなくて仕事がやってられるかこんなもんって感じで。これから黙々と靴下編んで気持ちを鎮める。
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