まだ真夏ではないのだが気温だけは夏。けれども風が熱風に変わらない限りは春だと思うことにしよう。まだ風が涼しい。暑いけど。
そんな暑い時期の店先にはコットンの毛糸ばかりが並ぶのだが、真夏であろうとウールの毛糸を編む人はそれなりにいるようだ。が、寒い時期にくらべればウールは手に入りにくくなるので、買い足さねばならない羽目に陥るとけっこう大変なようだ。というか、わたしも大変だ。
淡々と編み進めているこちらのノースリーブに使っている毛糸はキャンドゥで買ったものなのだが、足りない。しかし既にキャンドゥでは「秋冬毛糸」という立ち位置のため取り扱いがなく、が、どういうわけかセリアにも同じ毛糸が「春夏毛糸」というくくりで販売されているという。 事情はわからないがもうこれに頼るしかない。手元に色違いの同じ毛糸はあるのだが、いくら自分用で下着代わりに着るつもりだといってもさすがに途中からベージュで編むのは勇気がいる。まだそこまで思い切れない。
と、かなり極端な選択肢しか残されていなかったので、ロット違い程度なら別にいいやという妙な許容範囲が発生した。
……まあ、微妙に違うくらいなら思いきり違った方が潔いような気がしなくもないのだが。
いずれにせよ、どちらを選んでも編み物熟練者の方々にはみっともなく映るであろうことに変わりはない。まあでも下着代わりに着るから見られる可能性はないのだが。いや、見られたとしても別にかまわないのだが。そもそも色が合っていないこと以前に編み目やとじはぎの仕上がりがみっともないかもしれないし。
などと詮ないことをぐるぐる考えながら無事にセリアで毛糸を買えた。セルフレジに「同じ商品のバーコードを読み取りました」と叫びまくられたのには辟易したが。
いちばん奥に映っているのがキャンドゥの同一製品。ラベルが違うが同じものらしい。あ、でもセリアのやつは「染色をしていない」という文言がないな。 まあいいや。染めていないならロット番号も同じだろうと思っていたけれど、セリアのは染めているからロット番号が違うということなんだろう。だんだんわからなくなってきたぞ。色の違いも正直よくわからない。
まあいいかあ。においはそれほど変わらないし。 この毛糸、どう表現すればよいのかわからないにおいがするのだが、好きな系統のにおいだ。他のウール100%の毛糸とは違うにおいなので、ウルグアイウール特有のものなのだろうか。
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