急いては事を仕損じる（なんとかしろ、自分）

　付け替え輪針とラバーチューブ。道具は揃った。これでノースリーブを輪にして編む準備ができた。

　と思ったが、いま編んでいるものは4号針でゴム編み、5号針で本体を編んでいる。

　買った付け替え輪針は3号（3.0mm）と3.5mmで、まあ前者はUSサイズの3.0mmより安かったのでつい、というわけなのだが（おい）、後者は5号針とほぼ同じサイズなので選んだ。

　ゴム編み用の4号どこいった。

　少し焦ったけれど、シンフォニーウッドの4号針が実はある。20cmでしかも6本。

　これならば本体よりも円周が短いゴム編み部分に使うに充分だろう。いま編んでいるものに合わせてみたら、輪をつくるには4本でもまあ足りそうなので、5本使えば1本20cmでも不安を感じずに済みそうだ。思い出せてよかった。

　色違いの毛糸は既にある。じゃあさっそく作り目やるかな、どうせなら着るもの用にゴム編みの作り目用の土台も編むかな。

　と土台用毛糸を選ぼうとして気がついた。

　まずこいつを仕上げて、調整が必要かどうか確認して、必要であれば頑張って調整して、それからだった。

　ひと回り小さいのが良さそうだとなれば今回購入した2組の編み針でいいのだが、まあ、そううまくはいかないだろうな。

　そもそも、真夏にこれを着て電車内の冷房に対抗できるかどうかなんだよな、そういえば。

　もしかして盛大に勇み足をやらかしたか……？

　いや、駄目だったらこれに袖を付け足してTシャツ的に着られる薄手のセーターにしてしまおう。で、色違いは身頃を輪針で編めばいいわけだし。

　って、それ製図できないと駄目なんじゃね。袖ぐりに合う袖の。

　泥沼にはまりかけているような気がしてきた。