先日の衝動買いのあと、2種類注文したうち一方の毛糸が「メーカーにも残っていない」との連絡があった。じきに完成するチュニックの上に着るやつで使う毛糸なので、よりによってそっちかよと頭を抱えた。
で、どこかに残っていないか、と探し始めてまず開いたのがメーカーサイト。
先に結果を云うと、メーカーサイトで無事に必要量を購入できた。
ただ、なんでそんなことをしたんだろう、と思う。はっきり「メーカーにも残っていない」と書いてあるのになぜ真っ先にメーカーサイトを見たのか。
しばらく考えていたら、過去の出来事を思い出した。
何年か前に国内の大手レコード屋で輸入盤レコードを注文したときに、「メーカー在庫切れ」という理由でキャンセルになったことがあった。取り寄せ中ということで1か月くらい待たされた挙げ句にこの回答。
しかし諦めることができず、レーベル(アメリカ)のサイトに再プレス予定とかそんな情報が載ってないかな、と調べてみた。
すると、オンライン購入が可能だった。
送料がかさむけどこここで買うか、と思った。
でも釈然としなかった。
大手レコード屋の云う「メーカー在庫切れ」って、どこのメーカーのことをさしているのだろう。
最近の事情はわからないが、少なくとも90年代の欧米では「レーベルはインディレーベル、発売元は大手レコード会社」というパターンがよくあった。でも今回は、既に持っているレコードに記載されているのはひとつのレーベル名のみ。だから、「メーカー」というのはこのレーベル以外に該当し得ないのではないか。
さっぱり事態が理解できないので、「レーベルに在庫があるのにメーカー在庫切れとなったのはなぜか」と問い合わせた。レコード屋に。
すると回答は、「うちの流通経路では手配できなかった。でも他の流通経路で手配できるか確認したら来月前半くらいに手配できるとのことだった」というもの。
……オンラインショップに「購入可能」と載せているんだから、他の流通経路で確保できるかどうか確認したうえでキャンセル扱いにするかどうかを判断する、というのが自然な流れじゃないんだろうか。
ていうか、流通経路は「メーカー」じゃないだろ。
という、未だに理解できないことがあった。
なので深層心理で「また小売店が適当なこと云ってんじゃねえの」という疑念がわき、メーカーサイトを確認するという行動になったのだろう。疑うの前提っていう行動様式きついな。
しかも結局、またもやメーカーに在庫があったわけで、ここ2日くらい気分が暗かった。
それで本日、ハマナカから届いたわけだが。
たった2玉のため送料がかかってしまったがしょうがない。 いやちょっと待って、なんでこんな袋がでかいんだ。たった2玉なのに。 妙なことばかりだなと思いながら毛糸を取り出そうとすると、袋にラベルが。
……これ、10玉ずつパッキングしている袋そのまま使ったのか。無駄がないのでこういうのは理解できる。
ただし毛糸自体が袋に入っているのだから外側いらなくねとも思うのだが、そもそも2個しか残っていない袋があれば、それをそのまま箱に詰めれば作業に無駄がなくて済むな。
それでふと思いついて、改めてメーカーサイトを確認したところ、この毛糸の在庫がなくなっていた。なるほど。それで小売店の回答が「メーカーにも残っていない」となったわけか。
いや待て、連絡がきた時点ではメーカーに在庫があったからわたしはこうして買えたわけで、やっぱり小売店の回答おかしくないか?
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