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何かに手を出すことを検討して衝動買い

 秋頃にはあれこれ編み散らかしていたというのに、現在、手元の編みかけは3点。巨大ブランケット(アフガン編み)とショール(かぎ針編み)ともさもさチュニック(現在かぎ針編み)である。
 ショールちっとも進んでねえな……
 ふと気づいてみればぜんぶクロバーのかぎ針で編んでいる。これはいけない。棒針でなんか編もう。と思った。なんでだ?

 ならば靴下と思ったが、なんとなく気乗りしない。これもなんでだ。ソックヤーンの山どうにかしろよ。
 どうすっかな、としばし考えて、思い出した。
 10月にまとめ買いしたこの毛糸。現在編んでいるチュニックの上に着るものを編むのが目的だ。チュニックの袖ぐりが大きいので普通の上着を着ることは不可能と考え、ならば同じように袖ぐりの大きいものを編めばいいやと。
 購入時点での完成目標は「来年の冬」。去年の話なので、つまり今年の冬である。まあ3月くらいまで冬だが、このとき想定していた「冬」は11月以降。でもこの調子だと、夏前には完成させられそうな気がしなくもない。

 編み図はきちんと見ていないが、確か「裏編みが表」だったような。

 面倒な気がする。
 それに往復編みだと裏編み側に筋というか段差というか、そんなものが生じてしまう。たとえばコットン糸で編んだ半袖プルオーバーの裏側はこんな感じだった。
 裏返して干しているので、模様かよという感じのしましまがはっきり出ている。
 夏用のウール100%ノースリーブはそんなことはなかったと思うのだが、色が濃いので目立たなかったのかもしれない。

 でもしょうがないから頑張るか。
 ちなみに、しましまの発生原因についてはこんな記事が。
数学的体育会的裏莫大小編矯正法 | amimono

数学的体育会的裏莫大小編矯正法 | amimono

佐倉編物研究所所長、伊藤直孝さんがお届けする数学と編み物に関するコラム。今回は、裏メリヤス編みの矯正方法に関するコラムです。

 ずっと前に記事の通りに計測してみたことがあったような。で、表編みと裏編みで差異が生じたけれど、「ゆるかった方をきつく編む」か「きつかった方をゆるく編む」か、どちらの解決策をとるのか迷った。
 記事ではきつくする方向での修正を勧めるような内容だが、自分の場合、大昔は極端にきつくなりがちだったのを今になって矯正できたので、まだゆるく編む方向に矯正する余地があるんじゃないか、とかなんとか無駄にいろいろ考えてしまったのだ。
 で、結論が出ないまま今に至る。

 ……まあ、とりあえずなんとか努力しよう。

 せっかく本を開いたので編み図のページをひととおり読んでいたら、裾の模様編み部分で使う毛糸が手元にないことに気がついた。
 検索してみたところ、よりにもよって廃番色らしいと判明。2018年の本だからしょうがないか。慌てて探し回り、ようやく見つけたついでにもうひとつ編む予定のもの(同じ本に掲載)の毛糸も同じ店にあったのでカートに突っ込んだ。

 どうせ先月は上限ぎりぎりまで残業したんだ。残業代なんか惜しみなく使ってやる。

 あ、次に編む予定の作品の毛糸を買ったのも、今回とまるきり同じ状況だったな。

 2年くらい前は「レコード買うために仕事してる」という有り様だったが、今は「毛糸買うために残業してる」ってところか。あまり嬉しくない。