編集

「袖が長い」の疑似体験

 完成したばかりのリストウォーマーを着けて出かけた。細身のコートでは袖がけっこうぴったりになってしまうが、それが故に厚手のものは下に着ないので、リストウォーマーを着けてもまあまあである。
 派手なセーターをコートの袖口からのぞかせているみたいだ。
 外出して気がついたのは、ちょっとした寒さであれば袖口に指先をかぶせるようにして防寒できるということだ。袖の長い服なら当たり前にできることが、リストウォーマーでできるとは。

 「袖が長い」の疑似体験。ちょっと嬉しい。

 なんでそんなことが嬉しいのかというと、腕が長いので「袖の長い服」は基本的に「袖の長さがぴったりの服」になるからだ。普通は身長とリーチ(両手を広げたときの長さ)は同程度だが、わたしは東南アジアのボクサーみたいに身長160cmちょっと・リーチ175cmとかなのである。

 それはともかく、けっこうな暖かさだ。冷たい強風にさらされない限り、ソックヤーンのリストウォーマーは充分な防寒になる。あといくつか編むか。今日のコートはオレンジっぽかったのでオレンジ系のリストウォーマーがいい感じに合ったけれど、黒やグレーのコート用にも編んでみよう。





 ここから余談。

 iPhoneを使っていると、たまに細かな横縞が現れるようになった。いつから使っているんだっけ、これ……Appleの「マイサポート」で調べてみたら2021年1月だった。丸4年。ついでにその前に使っていた機種も調べてみたら、そちらは2018年11月。
 いま使っているものは入手してすぐに使い始めたわけではないので(OSアップデートに非対応になった時点で切り替えた)、実際の使用期間は3年くらいだろうか。

 横縞はもう少し前からたまに出現していた。が、すぐに解消したので騙し騙し使っていたわけで、ちなみに今回も充電して半日ほど放っておいたら解消。以来、安定している。
 でも、調子がよくないことに違いはあるまい。そろそろ交換した方がいいか。

 次に使うのも当然iPhoneである。何が「当然」って、Macユーザーにとってこれほど便利なスマホは他にない。世の中はWindowsが主流なので不便はいろいろあるのだが、人生初のパソコンとしてPowerBook G4を大枚はたいて入手して以来、そういう不便にはもう慣れたし、不便を考慮してもやはりMacとiPhoneの連携機能は大変に便利だ。

 で、Ymobileで扱っている機種を調べてみたら、目に入ったのがiPhoneSEの第3世代。いま使っているのは第2世代で、その前に使っていたのは初代だ。
 iPhoneはそもそもそのコンパクトさに惹かれたため(初代SEの前は5s使用)、仕事で使わされているiPhone12が嫌でたまらない。ごつくてでかくて重くて邪魔。
 だから初代SEのような機種がなくなってしまい落胆しているし、第2世代も「少なくとも薄い」という消極的選択である。そのため、今回も迷うことなく第3世代にした。

 また初代とか5sみたいなやつ作ってくれないかなあ。
 いや、車移動のアメリカの会社があんな小さいものを作ったことの方がむしろイレギュラーか(Appleのノートパソコンが大きくて重かったのは、アメリカが車社会のため「小さい・軽い」という発想がなかった、とは過去のApple日本法人代表の話)。