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もういいや

 現在の状況。
 基礎本の通りに編んだつもりなのが下、自分で出した結論に従って編んだのが上。
 基礎本の通りに編んだら盛大に間違っているという結果に……。


 きのう「本の説明が意味わからん、本に書いてある日本語の意味がわからない」と投げやりになった話を書いたが、解決策は結局、「かけた糸が最終的にこの状態になるにはどうすればいいか」を考える、ということだった。
 どう考えたって、裏編みの引き上げ編みで表をみて編むときは、「目をすべらせたあとに糸をかける」というやり方ではこうはならない。いや、実は引き上げ編みの最終段で指で目を入れ替えたりなんだりと妙な工夫をやったのだが、無理だった。

 きょう改めて別の毛糸で試してみたが、本の通りにやったらこうだ。
 赤いマルがすべらせた目。
 で、基礎本によればこの次に糸をかけるわけなんだが、……糸の位置。
 表をみて編むので、表編みをするので、……表編みをするときの糸はうしろにある。
 本の図はこう。

 棒針の手前に糸が出てるじゃねえか。


 この状態からどうやって図のようにやれと。

 やっぱり先に糸かけないと駄目だろうがよ……


 昨日の時点では脳内で「こうなんじゃないのか」と先に挙げた写真のような図をうすらぼんやり思い浮かべ、じゃあ駄目だろと思い至り、「表は『かける→すべる』、裏は『すべる→かける』」という公式をひねり出した。

 それで編み物本の完成写真と似たような結果に編めたのだから、この公式はたぶん妥当。基礎本の通りにやったら変なことになった。
 いや厳密には、本の通りにやって変なことになったのでどうにかしようと頑張った結果が最初の引き上げ編みもどきの失敗模様になったのだが。

 でもとにかく、もういいや。この基礎本は疑ってかかろう。というか、また別のを探さなきゃ駄目か?


 過去に編んだものといい今回といい、なんで自分が編もうとする部分に限って意味不明なこと書いてあるんだ……くそ、こういうことがあると一気にこの基礎本が信頼できなくなる。
 でも編み物をろくに知らない自分は何かに頼るしかないわけで、でも基礎本に信用をおけなくなっているんだから、どうすりゃいいんだろう。胃が痛い。