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またもや潔く

2025/03/31
 きのう寝るのが遅かったので起きたら12時を回っていた。それでも、今日やるべきことはやった。
 ローラー台にセッティングしたらこんなに凛とした佇まいに。16年前に買った折畳み自転車のため、公道走行は危険すぎるのでできないけれど、これからは室内で運動不足解消用として活躍してくれそうだ。

 なんで今日はこんなに遅くまで寝ていたのかというと、靴下の編み方を解読しながら編むのに没頭してしまい、寝たのが4時だったから。
 ショートロウの編み方が、わたしの苦手な「マーカーの2目手前まで編む」という書き方で説明されていたため、何がどうなるのか何度も確認しながらメモを取りながら、という状況だったのだ。

 確かに「マーカーの2目手前まで編む」はわかりやすい説明だと思う。けれども自信のない身としては、明確に「14目編む」と書いてもらった方が安心できるのだ。
 だって、指示のある位置までの目数が多かったり足りなかったりするかもしれないのだから。もしくは直前の段が終わった時点で「これで30目になる」と書いてあったとしても、マーカーの位置が間違っているかもしれないし。

 都度確認しながら編んでいるのに、それでもなお「間違っているかもしれない」と自分を疑ってしまうこの信用のなさはどうしたもんだろう。

 ともかく、そんなわけで頑張った結果、ここまで編めた。
 ショートロウでガセット(マチのことかなあ)を編んで、かかとのうしろにくる部分の数段まで編めた。パターンに載っていた参照リンクを何度も見直したり、苦労してどうにかここまできた。さすがに疲れた。なんのためにこう編むのか意味がわからず難しかった。

 のだが。
 ガセットの手前までほどいた。

 またもや無駄に潔さを発揮。

 というのも、読み解くのに必死だったあまり手がきつくなっていたのか、絶望的に長さが不足していたのだ。かかとから4cmくらい手前にかかとがくるという、どうしようもない仕上がり。どんだけ必死だったんだ。
 だが同時に「つま先からガセットのはじまる部分までの長さが不足していたのかもしれない」とも思った。パターンに載っている指示通りの長さにしたけれど、ゲージが合っていなければこの部分の長さをパターン通りにしても意味がないのではないだろうか。
 つまり、たとえば「つま先からガセットのはじまりまでが11cmで、ガセットからかかとのはじまりまでは40段」という説明ならば、「40段」の部分がゲージによって変わってしまう。もしゲージが10cm40段だったとすれば、ガセット以降は10cmになるが、ゲージが10cm30段だった場合は12cmになる。

 なんという落とし穴……いや、手の加減を変えずに編めよという話か。
 それ以前に、パターンを読んでいる時点でここに気づけよ。ほんと間抜けだな。

 さて、どうしたもんだろう。
 といってすぐに思い出したのがこちらの記事。
ガセットを始める位置を割り出す ~ヒールフラップの場合

ガセットを始める位置を割り出す ~ヒールフラップの場合

 叔母に編むくつ下、もう一組を編み始めています。  使っているパターンは、Ravelryで見つけたVanilla Sock with Gusset & Choice of Heel。つま先か

 読んだときは「いずれ役に立つかも」と思い、しかし一向につま先から編まないので役立てる機会がなかった。よしよし、今こそ役立てるときだぞ。

 それで書いてある通りに計算してみたところ、結果は11.85cm。
 いま編んでいる靴下は、つま先からガセットの手前までが11cmである。それで長さがぜんぜん足りなかったということは、やはりガセット以降の編み加減がきつかったのだろう。

 そしてついでにデザイナーさんが別の靴下の編み方の全編解説動画を公開しているのを見つけたので、こちらも一度ぜんぶ見てから続きを編むことにした。

●How to Knit the Lyon Memories Socks: Full Tutorial


 目数などは違うようだが、編み方の流れは同じなので全体を把握するのにはうってつけ。そういえば初めての靴下もマルティナさんの動画を観てイメージを掴んだな。最初からこうしておけばよかった。

 先は長い。





 ここから余談。ローラー台の話のつづき。

 今回レンタルしたのは、ミノウラのこのモデル。
LiveRide LR241 - MINOURA JAPAN

LiveRide LR241 - MINOURA JAPAN

ミニベロロード用タイヤドライブトレーナー。ミニベロロードでの本格的トレーニングから、折りたたみ式小径車でのフィットネス使用を想定したモデル。ミニベロは、主に18〜20インチの小径ホイールでコンパクトに収納できる折り畳み車のことを指します。

 試運転でちょっと漕いだら予想以上にきつかった。ギアを軽くしてもきついので、これは真剣にまずい。この筋力の落ち具合は、編み物をするときに空気椅子で編んだ方がいいような気がするレベル。

 などと書いてもたぶんやらないので(運動嫌い)、レンタルしたのと同じローラー台を買おう。動作音もこんなもんかと拍子抜けするレベル(ドアを閉める瞬間の音よりも音量が小さかった)だったし、1階住まいだし、壁の向こうは浴室、反対側の壁の向こうは道路だし。敷物(写真右側の畳んであるやつ)を用意したのに、それすら不要。

 ひとつ問題があって、セッティングにあたりよく自転車を見てみると「クイックレリーズレバーのないクイックレリーズ方式」だという衝撃の事実が判明。レバーがないから違うと思ったのに、レバーの有無じゃなくてフォーク先端の形状で区別するのか……。
 クイックレリーズではないと思い込んでいたので、今回のレンタルではローラー台に附属していた専用クイックレリーズに交換しなかった。つまり、安全性の低いかたちで設置したという。まあ、セッティングできる形状なのかどうかを試したかったのでそこはいいんだけれど。

 でもこんな知識のなさでは、購入したとしてもまともな使い方ができるのか。そこが不安。やはり、自転車に詳しい友人に見てもらう方がいいのだろうか。「このくらいのことを自分でできなくてどうする」という気持ちもあり、迷うところ。