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次の冬に向けた思いつき

 靴下が自立してしまうのはどうなんだと疑問に思ったから、というわけではないが、昨日から急にやる気が急降下。というか、編み物に限らず何もやる気が起きない。だるい。眠い。
 昨年のいつだったかもすぐに横になってしまうほどの倦怠感という変な不調があったが、またそれか。そのときは編み物でどうにか気力を保つというか、無為な寝たきり状態で週末が過ぎてしまわないようにしたが、今回はなんだか無理だ。始めればエンジンがかかるが、始める気力が出ない。

 しょうがないので横になってだらだらと考え事。ただし難しいことを考える気力もない。なので思念を放置。脳内におかしな渦がぐるぐるするに任せていたら、手袋が目に入った。
 だいぶ昔にチチカカで見つけたニットの手袋。柄がいいなと思って手にはめてみると、ニットの伸縮性のおかげか難儀なサイズのわたしの手にぴったりだった。いや厳密には親指以外の指がいずれもやや足りないのだが、今まで出会った市販品のなかではいちばん指が長い手袋のようだ。しかも手のまわりがぶかぶかになるということもない。

 手袋の親指の位置は大別すると2種類あり、上の写真のように親指が掌の横についているものと、掌の内側についているものがある。


 掌の横に親指がついた手袋がぴったりだと感じるということは、わたしの手ってこうなのか。改めて自分の手を手袋に並べてみた。
 親指の位置をみると、少なくともこの形状が正解だろうな。掌の内側に親指があったら窮屈なのは間違いない。が、出っ張り具合を考えたらこれでもだいぶ無理があるんじゃないか。今までぜんぜん気にしていなかったが実際どうなんだろう。
 やはり編み地が引っ張られているようで、裏をわたっている糸の色がよく見える。ていうか人さし指の下のあたりも見えてるな。いちばん最初の写真でもしっかり見えているので、のびきっているということか……。

 わたしでも買えるくらいの市販品なのでおそらく機械で編まれたものだろう。でもこの糸の感じはソックヤーンくらいに見えるので並べてみたら、ソックヤーンよりやや細いかなという程度だった。
 そんじゃ、これを手本に中細毛糸で手袋を編めるんじゃないかもしかして。

 がっくり下がってしまっている意欲がどこまで回復するのかわからないが、似たような手袋を編むのは一興ではある。靴下が編めるなら手袋も編めたっていいんじゃないかという変な思い込みもある。
 見よう見まねでどこまでましなものが編めるか。



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