編む時間が充分にとれずとも、レース編みへの関心は継続していた。次に編むものはだいぶ前に既に決めていて、しばらく前に太いコットン糸で何度か試し編みをしていた。「何度か」というのは、なかなか思った感じにならないので編み直すことを繰り返したからである。
時間が足りないのにわざわざ試し編みをするのは非効率的に思えなくもない。だが、試し編みだろうと本番だろうと編み物は編み物で、しかも試行錯誤はわりと嫌いじゃないので、本番を編むときには少しばかり惰性めいていることがまれにある。まるで本末転倒の見本だな、と少し思う。
楽しい試行錯誤の結果、ようやく「こんなもんかな」と思えたのがこれ。
ぎょっとするような大きさである。とてもレース編みのドイリーの試し編みとは思えない。いや、大きいドイリーというのもあるか……20番レース糸で編む予定なので、それを考えたらこの大きさはなんだコレである。 本来なら本番の糸と同等の太さで試し編みをするのだろうが、この中央部分の説明がよくわからないというか、説明通り(ちなみに英文パターン)にやって写真のようになるのか確信が持てなかったので、編み方を試してみたかったのだ。
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