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居着かないあみぐるみ

 内藤商事から発売されている変なあみぐるみシリーズが好きだ。
 変な、というのは褒め言葉で、やたらと陽気な面構えのへびや胴長のかえるも変なのだが、エルタデザインのあみぐるみは種類が多くて変な奴も多い。

 これまで、うさぎ3羽とわに1匹、あと(あみぐるみではないが)かえるのがま口を編んだ。
 うさぎとかえるは人へのプレゼントで、今年5月に編んだばかりのわにがようやく自分用になったのだが、このわにも先日、叔父のところに養子に出した。なぜそうしたかというと、変なわにを見て気持ちが和めばいいなというのと、治療で苦しいときにギュッと握るものがあるといいなと思ったからである(サイズがちょうどいいのだ)。

 こうなると「エルタデザインのあみぐるみは自分のところに居着かない」と思えてくるが、少なくとも次に編む予定のキウイはどこにも行きようがないのではないか。
 キウイのあみぐるみどころか、市販のぬいぐるみなんてあるのか、と思う。たぶんそのくらい知名度が低いと思うのだが、あみぐるみキットが存在する不思議。

 あ、でも100均でキウイの菜箸があったな。
 鳥のキウイも果物のキウイも好きなので思わず買ってしまった。まあそれはいいや。

 ともあれ、わにのように「苦しいときにギュッとにぎる」みたいな使い方がキウイのあみぐるみにはなさそうだし、ようやくうちに居着いてくれそうな気がする。
 問題は、いつ編むかということだ。今すぐ編みたいが、ドイリーも編みたいし。でもキウイはシンプルだからすぐ編めそうだしな……さてどうするか。