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どうでもいいことを試す

 別糸を使うゴム編みの作り目は、本体を編む棒針より1.0mm太いものを使うのがここしばらくの通例になっていた。これだとシンカーループを拾いやすいわけだが、靴下を編むたびにシンカーループを拾っているのだからいいかげん慣れたんじゃないか?
 ということで、先日まとめた変則ゴム編みの作り目の再現実験をしつつ、作り目用の棒針を本体より0.5mm太いものに替えてやってみた。
 3.5mmが3.0mmになったからって、はっきり云えばこの程度はほとんど誤差。
 なのだが、どうにかして作り目部分だけちょっと広がるようになってしまうのをどうにかできないか、と思う。いっそ本体と同じ2.5mmで作り目をやれば違うだろうか? ただしそれだと履き口が狭くなる可能性もありそうだ。
 それにそもそも、作り目部分は編み地が二重になっているのだから、多少なりとも広がるのは仕方がないような気もする。が、どうにかできるもんならしたい。

 そして相変わらずの作り目の段差。
 段の最初のやり方がよろしくないのかなと思う一方で、輪編みで色替えをしたときの段差をごまかす方法が応用できないかな、とぼんやり思う。と同時に「こんくらい別にどうでもよくね」とも思う。

 つきつめて云うと、作り目のちょっとした広がりも段差も「こまけぇこたぁいいんだよ!」ということかもな……どちらも履き心地に支障はないし、履いてしまえばわかんないというか自分で見ないし、たぶん他人も見ないし、道行く編み物熟練者に「その編み方はなんだ」と咎められるわけでもないし。

 それを云うなら、マチの減らし目が左右どちらもK2togであっても気にする必要はないな。元はSSKで編むと直前の目との間に隙間ができるのが気になって気になって、その挙げ句に「どっちもK2togにしたらどうなるんだろ」などと考えたわけだが、そもそもそれがまずどうでもいいか。

 まあでも、どっちもK2togだとどうなるのか実際に編んでみるとするか。