わたしはよくレース編みのドイリーやモチーフを編むことを、ゲーセンで遊ぶことにたとえる。ファミコンでも別にいいのだが、とにかく自分の場合、「編むこと自体が目的」なのはレース編みだ。靴下やプルオーバーなどのように「着たい・使いたい」という目的のために編むのとはわけが違う。
そんな別格の娯楽であるレース編みによって編みあがった代物は、当然ながら使い道がない。まあ、編むことが目的だからそのへんは割り切っているというか、気にしていない。保管に困る状況になれば話は別だが、今のところどれも小さなものなので、しばらくは何も気にしなくても問題はなさそうだ。
ただ、先日のドイリーを編んだあと、何かしら使い道はありそうだと気がついた。
なんとはなしに自作のかぎ針ケースの上に置いてみたら、こういうのもありか?と思ったのだ。 レース編みを始めた頃にネットでドイリーの使い道を調べてみたことがあるが、ドイリーを編む人はだいたい自分と似たような動機で編んでいるのか、いい解決策は見つからなかった。
・敷物として使う(これがドイリー本来の使い方)
・かごなどに掛ける(カバーとしての使い方)
・食器棚の皿の間にはさむ(傷を防ぐための使い方)
・バッグや子供服に縫いつける
・額に入れて飾る
・贈り物の包装に飾りとして添える
このくらい。あとはとにかく「しまっておく」というのが圧倒的多数のようだった。まあ、編むのが楽しいんだしな。
バッグに縫いつけるのは自分の趣味に合わないと思ったが、かぎ針ケースの装飾として使うのは悪くない。要は「レース編みのドイリーやモチーフと組み合わせてもおかしくないもの」につければいいわけだ。
かぎ針ケースの色が暗いので、金票40番の赤で編んだモチーフを載せてみた。
中央が装飾ボタンのように盛り上がったドイリーだが、かぎ針ケースならばそれは問題にならない気がする。そもそもかぎ針ケースの編み地がそれなりの厚さなのだから。 平たいものを合わせてみたら、そうか、ワッペンのように使えるのだなと気がついた。金票40番はふわふわしていないので、キャンバス地などにも合わせやすいかもしれない。
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