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片方完成

 酒と音楽のお供に編んでいたガザの靴下は、とりあえず片方が完成した。
 酒浸りのストリート・スライダーズ浸りという、なんだかアレな靴下だが、とにかく初の編み込み靴下がきちんと編めたのは喜ばしい。

 濡れタオルでアイロンかけたらなんだか大きくなってしまったが。

 ……まあ、履けないわけじゃない。これで靴を履くのはどうなのかなと少し思う程度で、極端に合わないわけではないので早いところもう片方を仕上げるとしよう。

 メインの模様はクーフィーヤの金網のような模様だが、履き口に近い方はクーフィーヤのもうひとつの模様と、パレスチナカラーをあしらった模様になっている。
 このパレスチナカラーは毛糸を買う段階でかなり悩んだ。単なる赤と緑といっても、レギアのソックヤーンには赤や緑が複数種類あるのだ。店で手に取って確認できないため、Macのモニターに向かってずいぶんと悩んだ。
 結果としてはまあまあ。緑はもう少し明るい色でもよかったような、でもこれが妥当かなとも思ったり。色ってむずかしいな。やはり色が重要なものは、交通費をかけてでも大きな手芸屋に行って確認した方がよさそうだ。

 編み込み模様を輪に編むと、段が螺旋状につながっているために模様がズレるという問題があるのだが、この靴下は足のうしろ側に2目のラインを設けることで解決している。
 これがあるために、段のはじまりと終わりがわかりやすいので編みやすかった。一応マーカーは入れていたけれど、ここから次の模様だぞと意識しやすかったのだ。

 明日からまた仕事で忙しくなるので、いつもう片方が完成するかな……残業する気力を先週使い果たしてしまったので、定時で切り上げてゆるゆる編むか。