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タティングレースの糸と練習

 練習ではないタティングレースのモチーフ完成。
 いちご。
 正直、遠目で見た方がまし。
 作っているとだんだんこれがなんなのか、わからなくなってくるのはなぜだろう。

 真面目に作ったけれど、装飾のピコをすべて排除するという暴挙には出ている。
 お手本をみれば、外周のピコによっていちごらしい輪郭になっているとわかる。でも基本的にピコが好きではないうえ、うっとうしいと感じてしまったのだからしょうがない。

 キットはこちらで購入した。
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 使用糸はリズベスの20番と40番。

 タティングレースを始めてから「リズベス(Lizbeth)」という糸があることを知った。
 それまではレース糸といえばオリムパスとダルマの糸くらいで、あとはDMCのコルドネなんとかいう細い糸があるのをうっすら知っている程度。そしていずれも編み物に使う糸という認識。

 で、使用糸が20番(緑)と40番(ピンク)というが、どうもこのピンクが細く感じたので並べてみた。
 上から順に、セリアの20番、金票40番、リズベス20番、リズベス40番。

 金票40番とリズベス20番が同程度。ということは、リズベスの40番は日本の規格?の60番とかそのくらいなのだろうか。とにかく細いことには変わりない。
 編み針と同じように、糸の太さも国によって異なるということなのだろう。ならばDMCの糸も番号だけでは判断できないのかもしれない。毛糸の「中細」や「並太」などは実は共通の規格ではないと知ったときも驚いたが(メーカーが違えば並太毛糸の太さも違うそうだ)、レース糸で数字を頼りに探せるのは国内メーカー限定ということか。
 なかなか厄介だな。新しい糸を買うたびに糸見本のモチーフを編まなければ。

 で、やっと金票40番に慣れてきたのに更に細いとなると及び腰に拍車がかかり、またもや練習。
 おまえほんと練習好きだよな、と我ながら呆れそうになった。
 しかし、練習が嫌いであっても練習しなきゃ駄目だな、とも思った。

 まず左側の大きいもの(セリアの20番)を編んだわけだが、目数は間違うし、ピコやリングの適切な大きさはわからないし、ということでいびつな仕上がりに。しかも編み方がわからない部分があり、編み図のQRの説明動画を見ながらやったので迷いがもろに編み目にあらわれた。
 ある程度の感覚を掴むだけのつもりが、結局ぜんぶ編んだという……(面倒になってピコをたくさん省略したが)。

 あまりに出来がひどいのでセリアの40番でもやってみたのが右のもの。今度はつなぐため以外のピコを意図的に省略し、もはや練習なのか試し編みなのか。こちらも結局またぜんぶ編んで、どこがいびつなのか、どうすれば解消できるか考えた。

 と、こんな有り様なので、もうタティングレースに関しては2回くらい試し編みであれこれ検証しないと駄目なんじゃないかと思えてきた。一度目は編み方、二度目は細かいところ、みたいな。

 ただ、小さいものだから数時間程度で済むけれど、大きいものはどうしたもんだろう。
 モチーフをつなぐタイプの作品ならば4〜6個編んでつないで試せばいいけれど、中心から大きくなっていくものはどうすればいいのか。考えておかなければだ。

 なお、このデザインは初心者が挑戦しやすいものだと思う。基本の編み方(リングとブリッジ)ができて、オーソドックスな花のモチーフ(最後のリングを最初のリングのピコでつなぐもの)を何度かやったことがあれば、あとはシャトルつなぎを覚えれば済む。
 最後の段でどうやるのか迷うところがあったが、それも説明動画を見ればわかる。

 が、説明が……編み物の文章パターン以上に頭に入りにくかった。おそらく、タティングレースに慣れていないからわかりにくく感じたのだろう。
 加えて、文章と図を交互に見ると却って混乱してきたので、わたしは主に図を頼りにした。図を読んだうえで文章を読んでもわかりにくいだけだったので、「タティングレースはこう進むものだ」というルールに則って図を解読し、わからないところだけ文章を頑張って解読し、足りないところは動画に頼った。

 こんな小さなモチーフでこうなんだから、大きいものなんておいそれとできるもんじゃないな……