このところ手芸と関係のないことを書く分量が増えているなと思う。きっと自分のやっていることに疑問があるというか、自信が持てないというか、自分に対して「大丈夫かこいつ」と思っているに違いない。で、自分の行動の理由をあれこれ考える羽目になっているのだろう。問題は、なぜこうなのかという疑問から出発してたどり着く先は解決策や改善策ではなく、「なるほどこうなのか」というただの納得で終わっていることだ。
まるっきり生産性のない無駄なことだな、と反射的に思った。が、わたしは生産性という言葉が嫌いなので、すぐに「じゃあ別にいいや」と思ってしまった。生産性などというものは、真に根本的な原因を黙殺して上っ面だけの改善を呪文のように唱えて長時間労働にいそしんでいる非効率的な組織が永遠に追求してりゃいいんだ。生産性だの成長だのという言葉を吐く人間で、まともな奴を見たことなどない。
そんなことより靴下である。はじめて父親用の靴下を編んでいるが、いろいろ戸惑っている。
まず、すねの部分が16cm程度というのは男性用としては短いのではないか。だがあんまり長いと足首付近にたるみが溜まるのは自分用の靴下で経験済みなので、いったいどのくらいが適切なのだろう。
それから、高齢になってから足にむくみが出るようになったというのだが、1周の目数は果たしてこれで足りるのだろうか。全体がゴム編みなので伸縮性はあるけれど、どのくらいむくんでいるのかわからない。
肝心な部分をことごとくわかっていない状態で靴下を編むという無謀さ。もし靴下を編むのでなくパジャマを縫うのであれば、とてもこんな無茶はできないだろう。なんといっても布は切ったら元に戻らないのだ。
切る場所を間違えたり、線の通りに切れない自分にとって、ほどいてやり直せる毛糸は非常にありがたい。完成した靴下をほどいて編み直すのも経験済みなので、いざとなったら編み直せばいいやと開き直るだけの精神的余裕もある。
まあ……ほどかずに済むに越したことはないが……
とりあえず、かかとは自分用の靴下よりもちゃんと大きい。
足首や甲まわりもちゃんと大きい。
自分用とくらべれば間違いなく大きいのだから大丈夫、なはずだ。と思いたい。
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まあ……合わなくても、足底の長さが足りない程度で済んでくれればと願うばかりですw(履き口から編むため、つま先をほどけば直せるので)
いつも自分が編んでいるサイズではないもの、試着してもらえないものを編むのはドキドキしますよね
ほどいて編み直せるのが編み物のいいところですが、できれば編み直しは避けたいのが本音ですしね( ´艸`)