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もう無理だ

 靴下ばかり編む1月が終わり、さすがに次はソックヤーンから離れたいと思って編みかけを再開した。
 変わり糸のショール。

 ……なのだが……

 おもしろくない。

 とてもおもしろくない。

 かぎ針で編むのは辛くないはずなのに何故だ?と考えてみたら、要は「極細糸を太い針で編むこと」がどうにもきついらしい。
 こんなのいやだ。

 なんで金票40番程度の糸を6/0号で編まねばならんのだ。いつもなら金票40番は1.0mmで編んでいるのになんだよ6/0号って3.5mmかよ3.5倍かよ畜生。

 これが糸のラベルに書いてある使用針サイズなのだから、普通はこんくらいで編むものだということなのだろう。多少の手のきつさの違いで変わるとしてもせいぜい4/0号(2.5mm)になるのが普通なんだろう。

 でも「普通のこと」を普通にできない自分にはこれはどうにも辛すぎる。苦行だ。頑張って丁寧に編んできたがもうさすがにこれは嫌。この糸できっちり編んだら編み地が固くなるから敢えてゆるく編むことを推奨しているのかもしれないが、こんなスカスカの編み地で固くなるもくそもあるか。耐えられん。無理。すさまじく無理。楽しくもないことを延々と続けるなんてとんでもなく無理。

 いつかはこれが辛くなくなる境地に達する日もくるのかもしれないが、それまでこいつを放置しておくのも気分が悪い。
 というわけで。
 ほどく。

 既に1コーン使い切っているので時間がかかるのは承知だけれど、この苛立ちの塊みたいな代物を手元に置いておきたくはない。変わり糸なので容易にほどけないが、ほどく。

 なんだったんだ今までこいつに費やした時間は……