編集

無理は禁物

 ブランケットを編んでいるうちに身体がねじれているような気がしてきた。原因は先日触れた、階段状に編み進めていくがゆえの編み針と糸の持ち方の難しさ。手元が無茶をしているおかげで身体のバランスがとれなくなってきたのだ。
 ただでさえ骨格には問題があるので、こんな状況で編み続けたくない。
 そんなわけで、編み地を左に倒し、編み針を垂直に持つという方法を苦しまぎれにやってみた。文字で書くと冗談みたいな方法だが、編み針を持つ手に近いところに編み針の先端を寄せて糸をかけることにくらべればよっぽどまともだと思った。編み針をわざわざ90度回転させるくらいなら、その回転の手間をなくしてしまえばいいのだ。

 それで垂直(編み針の先端が下)で編んだところ、まあ少なくとも身体がねじれたような気分は解消。編みにくいがかなりマシ。
 ただし糸のテンションが異なってしまうようで、編み地の印象が微妙に変わる。そう顕著な違いではないけれど、編んだ身ゆえに気になってしまう。

 なので再び編み地と編み針の持ち方を元に戻し、自分が編み地に合わせるのではなく、編み地を自分に合わせさせる方法に切り替えた。編み針の持ち方(アフガン編みは往路がナイフ持ち、復路がペン持ち)も慣れたペン持ちのみとし、編みにくい箇所は編み地を編み針に近づけて無理やり編むことにした。
 要するに、編みにくい位置に編み針を入れようとするから身体がねじれる感覚が起きていたのだろう。ごく自然な動作でできないことをやろうとすれば身体に無理がかかるのは当然で、道具などを用いて動作を補助するか、自然な動作でできる方法に変える方が理に適っている。たとえて云うなら、高さ5メートルの場所に置いた箱を開け閉めするなら梯子を使うか、箱を床に下ろして開け閉めすればいい、ということだ。

 そんなわけで編み地をけっこう荒っぽく扱うことになったが、とりあえずやっと再開してから最初のセクションを編み終えた。
 アクリル80%の糸であるため、編み地がしわしわになってもアイロンをかけられないことが課題だ。でもしわしわになるような扱いをしないと編めないしな。いっそ重さでしわを取るか。