いま編んでいるブランケットは、パターンの作者はコットン糸を使用している。しかしわたしが選んだエブリデイアルパカは8割がアクリルである。
意図的にコットンを避けたわけではない。ぼんやりと「毛布代わりに使うからウールがいいな」とまず思い、必要量が多い(2kg)のであんまり高い毛糸はちょっとなと思い、1玉が大きい方がつなぐ手間も減らせるよなとも思い、それでふと頭に浮かんだエブリデイシリーズの糸の太さを確認したら、作者が使用している毛糸と同程度の太さだとわかった。しかも色のラインナップには真っ黒ではない黒がある。
問題は、この糸はウールでもコットンでもなくアクリルだということ。アクリルの手触りがよくわからない。ただしエブリデイシリーズに関しては「アクリルなのに手触りがいい」という評判もちょいちょい目にしている。
こうなると、なんとか触って確認したい。というわけでサンキに行った。柏のサンキには以前からトルコの糸(アリゼなんとかという糸)が置いてあり、エブリデイシリーズもトルコ製なので、なんとなくありそうな気がしたのだ。別にサンキがトルコから直接輸入しているわけでもないのに、なんだこの妙な発想は。
だがサンキで探してみたらちゃんと置いてあり、触ってみると手触りが非常によく、シリーズのうちアルパカは少し細いとわかったけれど許容範囲内の細さだったので、じゃあこれで編むか、となったわけだ。
ブランケットは大きいものだから、編んでいる過程で折りじわがつくだろう、ということはわりと早い段階で思った。が、そういうものをアイロン不可の毛糸で編んでいるという現実に気がついたのはけっこうあとである。
だいぶ大きくなり何度も折り畳まねば邪魔でしょうがないサイズになってきてもなお、アクリル80%のブランケットにどうアイロンをかけて折りじわを取るか、という課題の解決策は見つからなかった。
ネットで検索しても「アクリルで編んだものなんかにアイロンかけないだろ」という極論が出てきたり、そうでなければ「風合いがだいぶ変わる」「のびる」など、要するにアイロンをかけない方がいい、という論ばかり。
こうなると、洗ったあと脱水しすぎない状態で物干し竿にかけて重みでしわをのばすしかないのか?と考えてみるものの、それでしわが取れるのだろうかとか、そもそも重みで無駄に編み地がのびるのではないかとか、別の問題が頭をよぎる。まだ完成するのはずっと先なのに、問題を先送りできない性格が災いしてすでに不安にとらわれている。
しかし。
……折りじわなんてついていない、よな、これ。 それなりの期間を折り畳んだ状態で放置していたのに、どこにもしわは見当たらない。
毛糸の編み地に折りじわがつかないわけではないのだが、たとえば畳んだ状態で数年くらい箱に押し込むとか、それなりの長い時間ずっと強い圧迫を加え続けない限りは大丈夫なのだろうか。
事実は不明だが、ひとまず「アクリル毛糸にどうすればアイロンをかけられるか」という問題は考えなくてもよさそうだ。よかった。でも今後は毛糸を選ぶときには、手入れの仕方なども考慮に入れなければならないな。
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