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やっと片づけ開始

 「きったねえな」と思ってから片づけ始めるまで数日を要した話のつづき。

 やっと片づけ始めたのだが、まずはテーブルからどけたものをひとつずつ吟味して、とりあえずでもいいから行き場のあるものはそちらに移動した。たとえば今すぐには使わない、または目的のものを編み終えたレース糸は、箱にきちんと入らなくてもとりあえずレース糸の箱がある場所に移したのだ。
 ……ここはいずれ我慢できなくなったときになんとかしよう。レース糸が増えすぎだ。
 モノをただ移動するだけの行為を片づけと称していいのか?と思うが、この程度でも「片づけ」に分類してしまうくらい片づけ能力が低いということだ。

 毛糸で編んだモチーフは箱にまとめてあったが、これもいったんレースのドイリー箱のあたりに移動……する前に中を見てみたら。
 いやもう中身がすでにぱんぱんで、駄目だろこのサイズ。次に編むまえにもっと大きな入れ物を用意しておかなければ。中細毛糸とはいえレース糸より太いんだから大きいやつじゃないと駄目だきっと。

 届いてからとりあえずで置いておいた(放置していた)ダルマピンは空き瓶に入れようと思ったが、手頃なサイズの海苔の佃煮の空き瓶がまだ匂いが消えていなかったのでもういっぺん洗った。でも、乾かしている間に「他のマーカーとまとめて保管した方が使い勝手がいいのではないか」と思いついてしまい、ダルマピンとプラスチックの段数マーカーをごっちゃにして瓶に入れるか、それとも種類別に収納すべきか、判断に迷う。

 編み物のときに使うマーカーなのだから考えるべきは使い勝手だろう。ピンポイントで「あれを使いたい」と思いつくことがほとんどなのだから、やはりダルマピンとプラスチックピンは分けておいた方がよさそうだ。
 理想は細かい仕切りのついたケースに入れることだが、「使うから」といって出しっぱなしにしてひっかけて中身を全部ぶちまけるリスクがある。使う分だけ取り出したら蓋を閉めておけばいいだけの話といっても、今の自分にそんな丁寧なことができるだろうか。できたらテーブルの上がこんなに散らかるはずがない。
 よし、種類ごとにジッパーつきの小袋に入れて。それをまとめてひとつの箱に入れよう。ぶちまけたとしても小袋なら被害は最小限で済む。
 ダルマピンが入っていたのと同じサイズの小袋が手元になかったので、少し大きい袋で代用した。あるものを使おうという気持ちからではなく、とっととこれを片づけたいので買いに出かける時間が惜しいというだけだ。本当はジャストサイズでぴしっと揃えて箱に入れた方が見栄えも使い勝手もいいに決まっている。そういう整然とした様が好きなのに、それを保つことができない自分なのだからこのくらいは我慢するしかない。我慢できないならまず自分の生活を改めろ、という話だ。

 というかそもそも、片づけの途中で「こうすればいいだろう」から「いやこうすればもっといいんじゃないか」などとあれこれ思いついて手が止まるのが悪いんじゃないかという気がしてきた。もちろん、「とりあえずあとにしよう」と後回しにすることは普通にできる。が、後回しにしてもまた他のことであれこれ思いつくのだ。
 最初から思いついてやっとけよ!と思う。いやいまこれ書いててはじめて自分のやってることわかったわ。



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