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使わないものを編む

2024/03/29
 帽子が苦手だ。それは髪が太くて多いから。
 そもそも頭がでかいのかと思ったが、かなり昔に坊主にしたときに帽子をかぶった際は問題なかったので(むしろゆとりがあったような)、頭蓋骨のサイズではなく髪のせいで帽子が向いていないのだと思う。
 さすがに近年は加齢とともに髪が痩せてきた。が、それでも量は変わらないので相変わらず苦手。ニット帽の伸縮性を持ってしても、頭がきつくるしい。

 そういう人間が帽子を編むとどうなるか。
 まだ途中だが、編める。そりゃそうだ。編み図があるんだから。
 暖かさを求めて、耳あてもついているタイプを選んだ。

Mimipita earflap hat pattern by Tora's Mama (とらのママ)

Mimipita earflap hat pattern by Tora's Mama (とらのママ)

Pattern available in Japanese (charted using standard symbols) and in English.


 リンク先にも書いてあるとおり、意外と簡単。わたしは編み図がうまく読めなかったが、本文に書いてある説明で編み方を理解したらなんとかなった。引き返し編みを理解してしまえば難しくないので、初めてやってみる場合はサンプルを編むといいと思う。
 英文パターンに慣れているのであれば、英語版がわかりやすいかもしれない。
 ちなみに、今回はパターン通りにかけ目を使ってみたが、穴があいた気配はなし。
 「穴があくって聞いたから」程度でかけ目を避けたことを反省している。他のいろんなことと同じように、自分でやってみてから判断しないと駄目だ。

 こうやって書いてみると順調にできているように思えてくる。
 しかし、これより前に編んだものがある。
 オレンジのマーカーがついている方が、最初にパターン通りの号数で編んだもの。
 わかりにくいので、角度を変えるとこう。
 頭周りの長さが……。
 帽子と無縁の生活を送っていると「ゴム編みだとこのくらいのびる」程度のことすらわからないので、このくらい編んでようやく「もしやサイズが小さすぎるのでは」と気づくのだ。

 なのでいま編んでいる方も、たぶん大丈夫だと思うがちょっと不安もある。
 大人が無理でもさすがに幼稚園児くらいならかぶれると思うが、この色合いでいいのかと新たな疑問もわく。

 いろいろ難しいな……。