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アルネ&カルロスの動画をすべて観るチャレンジ #8

2024/03/29
©Arne&Carlos
 今回も前回の続きで、いよいよスリッパのフェルト化である。

●How to felt - by ARNE & CARLOS


 洗濯機におまかせ。というか、まかせるしかない的な感じに聞こえるんだが気のせいだろうか。

 フェルト化の方法って、リンスとか石鹸?衣料用洗剤?を入れた水でもみ洗いだっけ。くらいの知識しかないのだが、動画中の洗剤、床掃除に使うやつとか云ってないかこれ。

 今回は全行程を洗濯機におまかせなのだが、他に使うものが、バスタオルと古いジーンズと犬のおもちゃ……最後のふたつが意味不明。

 フェルト化させるのは温度ではないそうで(何度でも同じらしい)、洗剤入れて洗濯機でグルグル回して物理的ダメージを与えることだ、みたいなこと云ってるな。
 そのために古いジーンズと犬のおもちゃ。コンバースのスニーカーでもいいんじゃねと思ってしまった。

 で、小さくなりすぎたら伸ばすために履いて歩き回ってぴったりサイズにしましょう、だと……。
 60年代のイギリスが舞台の『さらば青春の光』という映画で主人公が、ジーンズをジャストフィットさせるために、水でぬらして履いてそのまま乾かすっていう場面を思い出した。
 それでリビングをうろうろするので、主人公の母親が「床を水びたしにして!」となんとか怒るんだけど、フェルト化スリッパでも同じことが起きたりするんじゃないのかもしかして。いや、スリッパは家族全員が使うから許容されるのか?

 フェルト化には正解がなく、この方法ならば必ず成功するというものもない、というのはわかったけれど、いつにも増して今回はどうでもいいことがいろいろ頭に浮かんでしまう。
 あれだな、今まで見聞きした毛糸の世界の常識みたいなことが、どうもこの人たちにかかると「ちゃんとできれば方法はなんでもいいじゃん」に転化するというか「普通はこうするもの」というあれこれがぜんぶどっか行くからだな。毛糸を手で切ってもいいじゃんとか。

 人生をまさに「なんとかなれば方法はなんでもいいじゃん」で生きている身としては大変に親近感がわくと同時に、すぐ雑で適当にやっちゃうからきちんと学んでおきたいんだけどな……とも思う。頭でわかっていても、つい妙なことやっちゃうんだよな。