今日は病院での待ち時間が長くなるに違いないと思ったので(寝坊して出遅れた)この本を持って出かけた。
先月買って、先週読み始めて、数ページのところで中断していたやつ。
なぜ中断していたかというと、本題の手前のところでいろいろ思ってしまったから。
「ヴァージニア・ウルフのこの言葉ってなんの作品からの引用なんだろう」とか、「そもそも引用元を記さず引用するっておかしくないか」とか、「犯人を決めないと気が済まないのってアメリカの国民性なんだろうか」とか、「訳者からの注記に1ページも割かなくても本文と図でわかると思うんだけどな」とか、第一章の手前の数ページで感じた違和感がものすごかったのだ。
こういう本なら著者自身の「本題とは関係のない考え方」とかはどうでもいいじゃん、と思いつつも、でも悪いのはこいつだという決めつけをする傾向は内容に影響が出るんじゃないか、とも思ったり。
ヴァージニア・ウルフの言葉の引用元がないことについてもだいぶ不信感がある。これが30年前なら「編集がきちんと確認しているだろう」と思えたかもしれないが、近年はろくにチェックしないで出版されてあとで騒ぎになることが目につくので、大丈夫なのかな……と不安になった。政治家が部分的な引用をして、元の文の主旨と正反対の主張の根拠にしたりするからな(実例:日本の某総理大臣)。
あとはまあ、学生時代に山ほど書いたレポートや論文で他人の言葉をひく際に引用元を記載しないことなど一度もない、というか記載しないなんて論外だったせいもある。研究者でもなんでもない学生でこうだったんだから、ほんとにこの本はなんなんだと(終わりの方でもなんでもいいのでどこかに載っていることを期待したい)。
ともかく、一定の時間をおいたし待ち時間も長いしで続きを読んでみた。
1時間ちょっと待っている間で30ページくらい……。編み物のことなんかよくわかっていないので、きちんと理解できるまで時間がかかるのだ。
基礎本と違って図がわかりやすく、本文での説明も充分にされているし、今のところは手元に毛糸と編み針がなくても「これってこういうことかな」とイメージして理解するところまでいける。
ある程度の経験者向けを想定して書かれたのかなと思うけれど、このくらいの内容だと編み物を始めたばかりの人にも向いていると思う。読みながら実際に試して「なるほどね」ということができそう。
とはいえまだ44ページ。この調子で読んでいたら何日かかるんだろう。
しかも毎日読むはずはないので、春までには読み終わればいいなという感じだ。
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