靴下は10cmと少しのところまできた。
ハイソックスにする予定だったけれど、試行錯誤しながら作ったゴム編みの作り目が不安になってきたので20〜25cm程度にとどめることにした。ちゃんとのびるけれど、なんとなく不安が。
それと並行して、ちょっとした実験用のこれを編む。
元のフリーパターンはこちら。
名称がなんだかなと思うけれどそれは措いて、あと模様編みも省略して、要するにシンプルなタンクトップを編む。
何が実験かというと、「ウール100%のタンクトップはすさまじい汗かきが電車内の冷房で吐き気をもよおすのを防げるか」という。
自慢じゃないが子供の頃からすぐに汗をかく。真冬でも汗をかく。歩くのがやたらと速いので、歩いて汗をかくことを考慮して着るものを調整しておかないといけない。
ただし、極度の寒がり。冷え性ではなくて単に寒さに弱い。寒さのあまり気分が悪くなって吐きそうになることすらある。
寒がりで汗っかきというも妙な話だが、単に身体が「暑い・寒い」という感覚に関係なく、体内の温度があがってきたら体温を下げようとして汗を出しているだけなのだと思う。
現に暑さにはめっぽう強い。真夏に36度でも帽子もかぶらず日傘もささずに平気で外を歩き、ものすごい量の汗をかく。なので暑さで気分が悪くなったことはない。
しかし、夏の電車内の冷房。あれがどうにも辛い。
なんといってもうちから駅まで徒歩15分の距離を普通に10分程度で歩いてしまうので(ゆっくり歩くのが難しい)、駅に着いた時点でものすごく汗をかいている。肌着として着ているキャミソールは端から端まで汗びっしょり、素肌が直にあたっているシャツは汗が染みて変色している。
それで冷房がこれでもかと効いている電車に乗れば、1分もしないうちに気分が悪くなる。ゆるくしぼった程度のぬれタオルに身を包んで冷やされるようなものだ。
もちろん職場でも冷房でずっと気持ち悪い。上着を着ても、肌から冷やされているのであまり意味がない。着替えを持っていけばいいのだが、混んでいる駅のトイレで着替えるというのも時間が読めないのでめんどくさい。そもそも公衆トイレが苦手。
どうしようもねえなと思うが、ウールと綿の性質の違いを偶然知り、これは試してみてもよいのではと思いついた。「ウールは吸湿性と発散性がある」という特徴である。
要はずっと肌着がぬれた状態だから身体が冷やされるのであって、それが少しでも乾けばマシなのではないか。
真夏にウール100%なんてバカみたいだが、耐熱機能抜群の体質は今の世情と相容れないのだからしょうがない。
せめて電車がちっとも弱くない弱冷房車両の代わりに、昔ながらの扇風機車両でも用意してくれればいいのだが、冷蔵庫車両の導入の方が現実味がありそうだ。そのくせ冬は車両がそんなに暖かくないのはなぜなんだろう。解せない。
ウールの肌着がどれだけ暖かいかという点は気になるが、汗をかいて身体が冷却されていることとどのくらいバランスが取れるのか、これはやってみないとわからない。
いろいろ謎があるのである。暑さに対抗するための冷たいもの(冷たい飲み物やアイス)を摂らないという生活習慣もどのくらい影響するのか。
ともあれウール100%のタンクトップ。またもや簡易編み図である。肩下がりはないが、襟と袖からの拾い目はある。
しかも裾のゴム編みのあとに本体で2目増やせと書いてあるが、どこでやるのか書いていない。適当でいいのか、普通はどこでやるかセオリーがあるのか、まずそこから調べなければである。
肩はセーターでやった引き抜きはぎではなく、かぶせはぎでやれとの指示。袖がないから簡単だという油断を許さない仕様。解読にどのくらいの時間を要するか見ものである。
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